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家父長制が根強く残る田舎の村を舞台に、かつて村を出ていった3姉妹が一堂に会したことから起こる人間模様を描いたドラマ。
日本の古き「家」という制度がいまだ色濃い山間の村に、年に一度の祭りの日がやってくる。祭りでは男たちしか神輿を担ぐことができず、女たちは男たちの手伝いをしたり、もてなしの準備に精を出す。そんな村の、主を亡くして後継者もいない藤枝家に、ひさびさに3人の娘が集まる。都会で暮らす長女は婿を見つけられないまま40歳を迎え、次女は父親がわからない高校生の娘と実家で暮らし、ひとり暮らしをしていた三女も未婚で妊娠したことを報告する。世間体を気にする母親は動揺し、祖母はすべてを受け入れる。そんな女たちのひさびさの再会によって、それぞれが抱えていた問題が明らかになっていく。
メガホンをとったのは、「カメラを止めるな!」で助監督を務め、同作のスピンオフ「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」では監督を務めた中泉裕矢。「カメラを止めるな!」に出演した生見司織をはじめ、小島彩乃、綱島えりか、根岸季衣らが共演。生見が脚本も担当している。
ネット上の声
- じゃじゃ馬
- 登場人物たちが、存在しないようなシチュエーションで、あり得ないセリフを発し、会話
- ここは何県で一体どこにある田舎なのか?変化・成長を遂げる登場人物はいたか?母親の
- 自身が思い描く人生はときに思いもよらない方向に舵を切ったりする
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督中泉裕矢
- 主演生見司織
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友人の成功を妬んだ男の姿をシニカルに描いた初監督作「その神の名は嫉妬」が好評を博した芦原健介監督による短編作品。
下町の工場で働く足立克夫のもとに、ある日、差出人不明の封筒が届く。開けてみると中には植物の種が入っていた。不審に思いながらも種をまき、育てることにした足立。そのことで無趣味だった彼の生活に、少しハリのようなものが生まれてくる。職場の同僚アユとも趣味の話で盛り上がった足立は、ますます種を育てることに夢中になるが、やがてその種から、人間の手のようなものが芽生えてきて……。
主人公・足立克夫役は舞台を中心に活動する俳優の菅野貴夫、アユ役は「サイキッカーZ」「恋愛依存症の女」「誰もいない部屋」などインディーズ映画に多数出演する小島彩乃。
ネット上の声
- 私も種ほしい。
- シネマロサにて“芦原健介監督短編特集上映”を鑑賞
- 突然見知らぬ種が送られてきたらどつする?な映画
- 『芦原健介監督短編特集上映』で鑑賞
ホラー
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間25分
- 監督芦原健介
- 主演菅野貴夫
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青春と性をテーマに監督たちが独自の個性で自由に製作する「青春H2(セカンド)」シリーズの5作目。監督は、佐藤寿保、瀬々敬久、佐野和宏と並んで「ピンク四天王」と称される一方、「ジャイブ 海風に吹かれて」(2008)など一般映画も幅広く手がけるサトウトシキ。工場勤めの健太は、妻が死んでから記憶が1日しか保てなくなってしまう。そんな健太を気にかける同僚のあさこも暗い過去を引きずっており、誰かに殺してほしいという他殺願望を抱えていた。いつしかあさこは健太の部屋に通うようになるのだが……。
ネット上の声
- 映像には力があったが設定が嫌い
- どうしたら よかった?
- な、なんじゃこりゃァ…
- 和田さん5年前はヒロインやる感じだったのか
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督サトウトシキ
- 主演和田みさ
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「ナグラチームが解散する日」で注目を集めた若手映画作家・田口敬太が監督・脚本を手がけた作品。誰もいない部屋を見ることは、誰にもできない。公と私の境目について、生活の内側と外側について描く。出演は「恋愛依存症の女」の小島彩乃、「ラストラブレター」のミネオショウ、「飢えたライオン」の品田誠。池袋シネマ・ロサの特集上映で、新鋭映画作家の根岸里紗と田口敬太の4作品を2週間にわたって各週2作品ずつ上映する「特集:二人の作家<根岸里紗×田口敬太>」(2019年9月21日~)で上映。
ネット上の声
- 登場人物全員の演技の間が一定で、カメラワークの間も一定で時間の流れが全く感じなく
- 荒削りな作品だが、印象に残るシーンが随所に散りばめられていた
- 企画、脚本、編集、監督…田口さんのエゴが凄い
- "誰もいない部屋" (2019)
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督田口敬太
- 主演小島彩乃
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「幸福の目」「光関係」などの作品により国内映画祭で注目を集める新鋭・河内彰監督が手がけた短編作品。親友を亡くした女性を主人公に、取り残されることの怖さと悲しみ、そしてその先に見えてくるものを描く。親友のイ・ソンを亡くしたユジンは、ボイスレコーダーに残されたイ・ソンの音声を見つける。そしてイ・ソンが亡くなって半年が過ぎたある夜、ユジンはイ・ソンの死の理由を追って友人とともに旅に出る。亡き親友に思いをはせながら車を走らせるユジン。友人や家族、さまざまな人たちの思い出と触れながら、次第に夜が明けていく。タイトルの「フィア・オブ・ミッシングアウト(Fear of Missing Out)」は、ネットやSNSを常時チェックしていないと情報を見逃してしまうのではないかという恐れや焦りを抱く心理を指す用語から。河内監督の短編「IMAGINATION DRAGON」が同時上映。
ネット上の声
- ラストどうにかならないかな、それ以外がすごく良かった、遍在したい
- 最後の後退りをどこまで見えるか自分の視力と勝負してみた
- 瀬々敬久・真利子哲也に高く評価されているというけど、
- ふつうにこんだけ映像で見せれるのすげーぞ
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間36分
- 監督河内彰
- 主演イ・ユジン