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ナチス占領下のオランダ。両親と引き離されたユダヤ人少年と、敵であるドイツ軍司令官のシェパード犬との間に芽生えた禁断の友情を描く戦争ドラマ。
第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツが支配するオランダの小さな村。ユダヤ人少年ラルフは、両親と生き別れ、叔父の家に身を隠して息を潜めるように暮らしていた。ある日、彼は森で一匹の美しいシェパード犬と出会い、言葉を超えた絆で心を通わせていく。しかし、その犬の飼い主は、村人たちから恐れられる冷酷なドイツ軍司令官だった。敵の犬との密かな友情は、レジスタンス活動に身を投じる叔父との関係に亀裂を生み、ラルフ自身を危険な立場へと追い込む。戦争という極限状況が、少年と犬の純粋な絆を引き裂こうとする時、彼は過酷な選択を迫られる。
ネット上の声
- 邦題以外は最高の作品。秀作。
- 悲劇の英雄
- ナチスに使われる立場にありながらユダヤ人を助けたズスキンド
- オランダ版オスカーシンドラー
ホロコーストが舞台、 戦争
- 製作年2012年
- 製作国オランダ
- 時間118分
- 監督ルドルフ・ヴァン・デン・ベルフ
- 主演ユルン・スピッツエンベルハー
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ナチスドイツの高官にフェルメールの絵画を売ったために捕らえられた実在の天才贋作画家ハン・ファン・メーヘレンの数奇な半生を描いた伝記ドラマ。1945年5月29日、オランダの画家メーヘレンが、ナチス国家元帥ゲーリングにフェルメールの絵画を売った罪で逮捕される。ナチス協力者及びオランダ文化財略奪者として長期の懲役刑を求刑された彼は、「全て自分が描いた贋作だ」と驚きの事実を告白する。時は遡り1920年代、若き画家メーヘレンは自身の作品をレンブラントやフェルメールら古典派の画風の継承だと批判されてしまう。自分が描いた贋作を“本物”として流通させて批評家たちを見返してやろうと考えたメーヘレンは、独自の工夫を凝らして研究家をも認めさせる贋作を生み出していくが……。主演は「アンナとロッテ」のユルン・スピッツエンベルハー。
ネット上の声
- 先日観た「最後のフェルメール」と同じ、フェルメールの贋作画家メーヘレンを取り上げ
- ジャケットから『ブラックブック』みたいな、女性レジスタンス物かと思って観始めたの
- ナチス物もフェルメールも大好きなので飛び付いてみたのですが…みるのに地味に時間が
- 精神的にどん底に落ちたときほど芸術性は発揮されやすいのはわかるけど、その底力を贋
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国オランダ,ベルギー,ルクセンブルク
- 時間115分
- 監督ルドルフ・ヴァン・デン・ベルフ
- 主演ユルン・スピッツエンベルハー
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あおり運転した相手がサイコパスだったことから恐怖の底に突き落とされる家族の運命を描いたオランダ製スリラー。妻と子どもたちを連れて実家へ行くことになったハンスは、準備に手間取り出発が遅れたことに腹を立てていた。猛スピードで車を飛ばす彼は、前方をゆっくり走る白いバンに苛立ち、妻の制止も聞かず車間距離を詰めてあおるように運転。さらに車線変更をしてバンを追い抜き、運転手の老人に対して挑発的なポーズを取る。溜飲が下がり快適に車を走らせるハンスだったが、バックミラーには老人の白いバンが不気味に映っていた……。ヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」上映作品。
ネット上の声
- タイトルなし(ネタバレ)
- ブラックコメディ
- 白バン恐怖症
- どっちも最低
サスペンス、 アクション
- 製作年2019年
- 製作国オランダ
- 時間86分
- 監督ロードヴェイク・クレインス
- 主演ユルン・スピッツエンベルハー