全5作品。ジャネット八田が出演した映画ランキング

無実の罪で投獄された男の、執念の脱獄劇。警察と組織、二つの巨大な力に追われながら真犯人を暴くリベンジサスペンス。

舞台は昭和の日本。強盗、放火、殺人の濡れ衣を着せられ、全てを奪われた男、橘真一。彼は、自分を陥れた巨大組織への復讐だけを胸に、鉄壁の刑務所での日々を耐え忍ぶ。そして、周到な計画の末、ついに決死の脱獄を敢行。全国に指名手配され、警察の執拗な追跡をかわしながら、彼は自分を裏切った者たちを一人、また一人と追い詰めていく。信じられるのは己の力のみ。巨大な権力と非情な組織を相手に、たった一人で真実を暴き、復讐を遂げるための孤独な逃亡劇。

妻とその妹、二人の女との愛憎に溺れる男。禁断の関係が燃え盛る炎のように、すべてを焼き尽くす衝撃のドラマ。

静かな田舎町。平凡な日常を送る男には、美しい妻と、その若く奔放な妹がいた。一つ屋根の下で暮らす三人。しかし、その平穏は偽り。男と妹の間に芽生えた禁断の情念。妻の嫉妬と狂気。互いの視線が絡み合い、言葉にならない感情が渦巻く家。やがて、抑えきれない欲望は危険な一線を越え、三人の関係は破滅へと向かう。愛とは何か、家族とは何かを問いかける、神代辰巳監督が描く濃密な人間模様の結末。

高性能の750CCオートバイを駆って、スリルとスピード、セックスに青春を爆発させる若者たちを描く、暴走族シリーズの一作。脚本は「実録三億円事件　時効成立」の小野竜之助、監督は「必殺女拳士」の小平裕、撮影は「暴走の季節」の出先哲也がそれぞれ担当。

十三世紀後半王朝の挽歌が貴族たちの胸を掠める時、宮廷の後宮に生きた一人の女性の愛欲、人間としてのめざめ、そして自由を求めての出家を描く。脚本は詩人の大岡信、監督は「哥」の実相寺昭雄、撮影は中堀正夫がそれぞれ担当。

千葉真一、深作欣二監督が十一年ぶりにコンビを組んだアクション映画。少年雑誌に連載されている同名原作をもとにしているが、この作品は劇画になる以前の主人公のプロローグ篇。今日のスター歌手誕生の裏で繰り広げられるスキャンダルを中心に描く。脚本は「北陸代理戦争」の高田宏治、監督も同作の深作欣二、撮影も同作の中島徹がそれぞれ担当。