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交通事故で夫と娘を失った女性。過去を捨て「自由」を求める彼女の、絶望と再生を描く魂の物語。
著名な作曲家の夫と最愛の娘を、突然の交通事故で同時に失ったジュリー。奇跡的に一人生き残った彼女は、耐え難い喪失感から、過去との一切の関係を断ち切ることを決意する。夫との思い出が詰まった家や楽譜を全て手放し、パリのアパートで誰とも関わらず、完全に「自由」な孤独の中で生きようとする。しかし、夫が遺した未完の交響曲の旋律や、夫の秘密を知る人物の出現が、閉ざしたはずの彼女の心を激しく揺さぶる。青の映像美と心をえぐる音楽。過去から逃れようとする彼女が、絶望の果てに見つけ出す新たな生とは。
ネット上の声
- 【”過去の愛ある生活からの訣別”青を基調にした映像と、ジュリエット・ピノシュの抑制した演技が印象的な作品。】
- 巨匠が残した芸術品。第一幕の幕開け。
- 過去をどう背負って生きるか
- おおっ。映像が美しい☆3.5
孤独、 恋愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国フランス,ポーランド,スイス
- 時間99分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演ジュリエット・ビノシュ
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決して成就することのない愛に生きる女性の姿を描く。監督は「白い町で」のアラン・タネール、脚本はタネールと主演のミリアム・メジエールの共同、撮影はアカシオ・デ・アルメイダが担当。出演はほかにアズィズ・カブーシュなど。
ネット上の声
- 話の展開に(ヒロインの行動に)やや不自然さを感じるところもあったと記憶するが、ミ
- 玉ねぎ切ってる女が急に彼氏をぶった斬る一瞬のワンカットにはビビった 『ローズヒ
- 異常な嫉妬心で束縛するキチガイのDV男に熱烈に愛された女性が逃げた先で出会ったイ
- パリに住む30代の舞台女優メルセデスは、失うことでより強く愛に生きようとする
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国スイス,フランス
- 時間110分
- 監督アラン・タネール
- 主演ミリアム・メジエール
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パリ郊外の演劇学校で共同生活を送る4人の女優。一人の脱退を機に現れた謎の男が、彼女たちの日常を虚構と現実が交錯する危険な舞台へと変える。
現代のパリ郊外。著名な演出家が主宰する演劇学校で、4人の若い女優が共同生活を送りながら稽古に励む日々。ある日、仲間の一人セシルが謎を残してグループを去る。その後、彼女たちの前に一人の謎めいた男が出現。男はセシルが関わったという秘密結社の陰謀をちらつかせ、執拗に彼女たちに接触を図る。稽古中の戯曲の内容と、現実で起こる不可解な出来事の奇妙なリンク。友情に生まれる亀裂と、渦巻く疑心暗鬼。誰が敵で、誰が味方なのか。見えない脅威に翻弄されながらも、彼女たちは舞台の幕を開けるため、危険なゲームに身を投じていく。演劇と現実が侵食しあう、緊迫のミステリー。
ネット上の声
- 重なりから生じるずれ/なぞ
- 演劇・映画・現実
- リベット劇場
- 唐突なのにまるで当たり前のように、俳優が位置につくことで自然と物語が始まる冒頭が
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国フランス,スイス
- 時間160分
- 監督ジャック・リヴェット
- 主演ビュル・オジエ
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フランスを代表する名匠フィリップ・ガレルのキャリア中期における代表作のひとつで、亡き恋人ニコとの愛の物語をつづった自伝的ラブストーリー。海辺の町で共同生活を送るジェラールとマリアンヌ、マルタンとローラの2組のカップル。一度は別れたジェラールとマリアンヌはパリで再び一緒に暮らし始めるが、次第にドラッグに溺れ、生活は困窮を極めていく。マリアンヌとの別離を選び新しい家庭を持ったジェラールのもとに、ある日マリアンヌの訃報が届く。ジェラール役を「トリコロール」のブノワ・レジャン、マリアンヌ役を「ザ・バニシング 消失」のヨハンナ・テア・ステーゲがそれぞれ演じた。1991年、第48回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。日本では94年に劇場初公開。2019年にリバイバル上映。
ネット上の声
- ガレルの愛
- やるべきことをやらない男
- やるべきことをやらない男
- ギターはどこに・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督フィリップ・ガレル
- 主演ブノワ・レジャン