巨匠パゾリーニが描く、中世イタリアの猥雑で生命力溢れる人間賛歌。ボッカッチョ原作の物語集。
14世紀のイタリア、ペストが猛威を振るう混沌の時代。物語の案内役は、偉大な画家ジョットの弟子。彼が旅の途中で出会う人々の赤裸々な人間模様が、オムニバス形式で展開される。聖職者の偽善、修道女の奔放な情事、商人のしたたかさ。そこには道徳を超えた、人間の根源的な欲望と生命のエネルギーが渦巻く。生と性が入り乱れる世界で、人々はただひたすらに生きる。弟子が最後に描き上げる壮大なフレスコ画。彼が見た人間の真の姿とは。生のエネルギーに満ちた寓話。
ネット上の声
- 詩人のジョバンニ・ボッカチオの『デカメロン』をパゾリーニが脚本・監督し、計8話か
- ルネサンス期を代表するボッカチオ原作の『デカメロン』100編のうち、パゾリーニが
- 夢の方が素晴らしいのに何故描き続ける?
- あの「ソドムの市」のパゾリーニ監督作
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間109分
- 監督ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 主演フランコ・チッティ