「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」などのヒット作を生んだフランスのジャン=ジャック・ベネックス監督が1981年に発表した長編第1作。
パリで暮らすオペラ好きの郵便配達員ジュールは、レコーディングを拒否し続けているアメリカ人ソプラノ歌手シンシア・ホーキンズのリサイタルを訪れ、高性能録音機で歌声を隠し録りする。翌日、娼婦が2人組の男に殺害される事件が発生。被害者は事件の直前、偶然通りかかったジュールのバイクのバッグに、闇組織の秘密を暴露したテープを隠していた。テープの行方を追う殺し屋と、シンシアの音源を狙う台湾人2人組からも追われる状況に陥ったジュールは、謎めいた男セルジュとベトナム人少女アルバの助けを借りて逃亡するが……。
1982年・第7回セザール賞で新人監督賞など4部門を受賞し大ヒットを記録。80年代版ヌーベルバーグともいえる青春映画の新しい波「シネマ・デュ・ルック」を象徴する作品となった。
ネット上の声
- 自分の歌が録音されることを許さないオペラ歌手シンシアと、彼女の熱狂的なファンで、
- ジャン=ジャック・ベネックス監督追悼上映@横川シネマ
- ジャン=ジャック・ベネックス脚本、監督作品
- 幻の歌声・・・ロマンチックだなあ!(笑)
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国フランス
- 時間118分
- 監督ジャン=ジャック・ベネックス
- 主演ウィルヘルメニア・フェルナンデス