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仕事一筋の鉄道員が、家族との絆を失い人生の岐路に立つ。戦後イタリアを生きる、ある家族の愛と再生の物語。
戦後のイタリア。鉄道員として50年の誇りを胸に生きてきた男、アンドレア。しかし、酒に溺れ、家庭は崩壊寸前。そんなある日、運転中の事故をきっかけに停職処分。唯一の生き甲斐だった仕事を失い、孤独と絶望の淵へ。バラバラになった家族が再生するための道はあるのか。末っ子サンドロの視点から描かれる、父の背中と家族の愛の物語。
ネット上の声
- 当時のイタリアは日本よりずっと豊かだった
- いつの世も普遍のテーマと、変わらぬ名作。
- 《午前十時》平成にも通じる家庭崩壊物語
- この映画をレビューするにあたって…
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国イタリア
- 時間115分
- 監督ピエトロ・ジェルミ
- 主演ピエトロ・ジェルミ
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誇り高き鉄道機関士の父。一つの事故が、家族の歯車を狂わせる。幼い息子の瞳に映る、父の栄光と挫折。
戦後のイタリア。鉄道機関士のアンドレアは、仕事一筋で頑固な家長。家族や同僚から尊敬される存在だが、その厳格さゆえに家庭では孤独。そんな父を、末っ子のサンドロだけは英雄として心から慕っていた。しかし、ある日アンドレアが運転する列車で起きた投身自殺事故。その日を境に、彼の人生は暗転。酒に溺れ、ストライキを裏切って同僚から孤立し、長女の結婚生活も破綻。誇りを失い、崩壊していく父の姿。サンドロの純粋な眼差しだけが、家族の再生を願い、父の背中を追い続ける。イタリアの名匠が描く、ある家族の愛と崩壊、そして希望の物語。
ネット上の声
- 役者としてのジェルミ
- ピエトルジェルミ、わらの恋
- そこで体温を計らないで~
- まさに これぞ名画
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国イタリア
- 時間108分
- 監督ピエトロ・ジェルミ
- 主演ピエトロ・ジェルミ
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「わらの男」で監督・主演したピエトロ・ジェルミが、今度はローマの一警部に扮し、その警部を通して、市民生活をいろいろに描き出していく。C・E・ガッダの小説「ナルラーナ街の奇怪な惨劇」をジェルミほか三人が脚色した。撮影はレオニダ・バルボーニ、音楽はカルロ・ルスティケリ。出演はジェルミのほか、「わらの男」のコンビ、サーロ・ウルツィ、「激しい季節」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、「青春群像」のフランコ・ファブリッツィのほか、クラウディア・カルディナーレら。製作ジュゼッペ・アマート。
ネット上の声
- ピエトロジェルミの刑事もの
- アモーレ・ミオ、カルディナーレ
- これはサスペンスではない
- ネオレアリズモの代表格と言えば〝ロベルト・ロッセリーニ〟、〝ヴィットリオ・デ・シ
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督ピエトロ・ジェルミ
- 主演ピエトロ・ジェルミ
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マリオ・プラテッシー原作の『遺産』L'Ereditaを「若者のすべて」のヴァスコ・プラトリーニとパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、マッシモ・フランシオーサの三人が脚色、「狂った情事」のマウロ・ボロニーニが監督した恋愛文芸映画。撮影は「豊かなる成熟」のレオニダ・バルボーニ、音楽は「十七歳よさようなら」のピエロ・ピッチオーニがドビュッシーの曲をアレンジして使っている。製作はアルフレド・ビニ。出演者は「勝負をつけろ」のジャン・ポール・ベルモンド、「鞄を持った女」のクラウディア・カルディナーレ、「くち紅」のピエトロ・ジェルミ、「自殺への契約書」のポール・フランクールなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国イタリア
- 時間100分
- 監督マウロ・ボロニーニ
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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脚本家出身のダミアーノ・ダミアーニが監督昇進第一回作品として作った犯罪映画。チェザーレ・ザヴァッティーニとダミアーニ自身が脚本を執筆、撮影を「黄色い大地(1958)」のピエル・ルドヴィコ・パヴォーニが担当している。音楽はジョヴァンニ・フスコ。出演するのは「刑事」のピエトロ・ジェルミ、新人ピエール・ブリス、ラウラ・ビバルディなど。
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国イタリア
- 時間95分
- 監督ダミアーノ・ダミアーニ
- 主演ピエトロ・ジェルミ