チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、戦争による大量殺人を告発した異色のブラックコメディ。
銀行員として真面目に働いてきたヴェルドゥは、不況のあおりを受けて仕事を解雇されてしまう。彼は車椅子の妻や幼い息子を養うため、裕福な女性を次々と誘惑して命と財産を奪っていく。数年後、ついに逮捕された彼は、シニカルなメッセージを残して死刑台へと向かう。
チャップリンがおなじみの放浪者役を封印して洗練された紳士を演じ、痛烈な反戦メッセージを込めながら、スタイリッシュなユーモアと名演出で描き出す。しかし戦勝に沸いていた当時のアメリカでは激しいバッシングを受け、チャップリンが事実上の国外追放を受けるきっかけのひとつとなった。
ネット上の声
- チャップリンの視点、彼らしさの詰まった作品
- 青髭ランドリューのどす黒い魂が輪廻する
- 所謂“チャップリン映画”では無い。
- な~にがブラックユーモアだよ!w
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督チャールズ・チャップリン
- 主演チャールズ・チャップリン