雪山で発見された、内戦時代のパルチザンの死体。ブルジョワたちの偽りの平穏を揺るがす、ギリシャ現代史の闇を暴く衝撃作。
1977年、大晦日のギリシャ。雪深い山中で狩りを楽しむ6人の中年ブルジョワたち。彼らが発見したのは、30年前の内戦で死んだはずのパルチザンの凍った死体。死体をロッジに運び込んだ夜、彼らの記憶の扉がこじ開けられる。過去の裏切り、ナチスへの協力、そして見て見ぬふりをしてきた自らの罪。死体は告発者となり、彼らの偽りの歴史を問い詰める。現実と幻想が交錯する中、ギリシャ現代史の暗部を抉り出す、テオ・アンゲロプロス監督による荘厳な政治劇。
ネット上の声
- 死者と狩人
- アンゲロプロス監督によるギリシャ戦後史をテーマにした作品
- ギリシャ再生のための分析
- 緩慢すぎる舞台劇
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国ギリシャ,ドイツ,フランス
- 時間172分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演ヴァンゲリス・カザン