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「大地のうた」などの「オプー3部作」をはじめとする幅広いジャンルの名作で世界中の映画ファンから敬愛されてきたインドの巨匠サタジット・レイの中期の代表作で、同国の文豪ラビンドラナート・タゴールの小説を自身の脚本と音楽で映画化し、1965年のベルリン国際映画祭で監督賞を受賞した傑作ドラマ。1880年、イギリスの植民地支配下にあるインド。カルカッタで暮らす裕福な主婦チャルラータは、政治新聞の編集長をつとめる多忙な夫ブパチに相手にしてもらえず寂しい日々を過ごしていた。そんな彼女の前に、ブパチの従弟アマルが現われる。チャルラータはアマルと一緒に過ごすうち、次第にアマルにひかれていく。2015年9月、レイ監督のデビュー60周年を記念した特集上映「Season of Ray シーズン・オブ・レイ」でリバイバル公開。
ネット上の声
- サタジット・レイ自身が認める最高傑作
- 静寂な部屋から始まった物語は…
- 自己表現が繋ぎとめるのは…
- 書くことへの理不尽な抵抗
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国インド
- 時間119分
- 監督サタジット・レイ
- 主演マドビ・ムカージ
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サタジット・レイのオプー・シリーズ完結篇。第一部「大地のうた」では主人公オプーの出生から少年期を、第二部「大河のうた」では両親を失くしたオプーが学業を終え自立するまでを、この第三部ではオプーが結婚して子供を生み、育てる過程を描く。製作・監督・脚本はサタジット・レイ、原作はビフティブシャーン・バナールジ、撮影はスブラタ・ミットラ、音楽はラヴィ・シャンカールが各々担当。出演はショーミットロ・チャタージ、シャルミラー・タゴール、アクロ・チャックラヴァルティ、シャパン・ムカージーなど。
ネット上の声
- 「オプー三部作」完結編
- 至福感の描写は映画史上最高峰
- 過去二作を観てると母親(女性)の立ち位置が報われなくて、今作のアパーナも文化的だ
- 産み育ててくれた“大地”、“大河”のように時は流れ、そして大きく力強い“大樹”へ
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国インド
- 時間105分
- 監督サタジット・レイ
- 主演ショウミットロ・チャテルジー
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インドの片田舎に住む一夫婦を通し、はるか遠くの戦争がおよぼす悲劇を描く。73年度ベルリン国際映画祭グランプリ受賞作品。製作はミセス・サルバニ・バッタチャーヤ、監督・脚本・音楽は「大都会」のサタジット・レイ、原作はビフティブシャーン・バナールジ、撮影はショーメンドゥ・ロイ、編集はドュラル・ドットが各々担当。出演はショーミットロ・チャタージ、バビータ、ションディーヤ・ロイ、ゴビンダ・チャクラバーティ、ロメシ・ムカージー、ノニ・ギョングリ、シェリー・パル、チトラ・バナージ、ショーチタ・ロイ、アニル・ギャングリィ、デバトシュ・ゴシュなど。
ネット上の声
- 遠くから戦争の響きが...
- 感動しました
- 原作は『大地のうた』の3部作と同じビブティブション・ボンドパッダエ(বিভূতি
- 日本軍のインパール作戦が原因で物資が届かなくなった農村での飢餓
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国インド
- 時間101分
- 監督サタジット・レイ
- 主演ショウミットロ・チャテルジー
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今世紀初頭のベンガルの民族運動を背景に、理想主義者の地主の姿を友人と妻との葛藤をからめて描く。ノーベル賞詩人として知られるラビンドラナート・タゴールの原作を基に「遠い道(1981)」のサタジット・レイが監督。撮影はショーメンドゥ・ロイ、編集はドゥラル・ドット、美術はオショク・ボースが担当。出演はショーミットロ・チャタージ、ヴィクター・バナルジなど。
ネット上の声
- インドで“白”が表すものは
- 炎は輝き、燃える。
- やっぱ後期のサタジット・レイって成瀬やヴィスコンティに近いものがあって、その両者
- サタジットレイのほかの作品も見てみたい.. 正直難しいというか分からなかったので
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国インド
- 時間139分
- 監督サタジット・レイ
- 主演ショウミットロ・チャテルジー