裕福で完璧に見えたある一家。彼らが全てを破壊し、自ら破滅へと向かう、戦慄の3日間。
オーストリアに暮らす、どこにでもいるような中流階級の一家。エンジニアの夫、眼鏡店の妻、そして幼い娘。満たされた物質的な生活の裏で、彼らの心は静かに、しかし確実に蝕まれていた。ある日、彼らは銀行預金を全て引き出し、家財道具を一つ残らず破壊し始める。感情を排した淡々とした破壊行為の先に待つものとは。現代社会の空虚さを冷徹な視点で描き出す、ミヒャエル・ハネケ監督衝撃の長編デビュー作。
ネット上の声
- これぞハネケ。淡々とした日常からの、あの衝撃的なラスト30分は一度見たら忘れられない。観終わった後の虚無感がすごい。
- 全く意味がわからなかった。
- 噂に違わぬ鬱映画。でも、ただ落ち込むだけじゃなくて、現代社会の何かをえぐり出してくる感じがした。
- 見ていて本当にしんどくなる…。特に物を壊していくシーンは辛かった。二度は見れないかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国オーストリア
- 時間104分
- 監督ミヒャエル・ハネケ
- 主演ビルギッド・ドール