老監督と俳優たちが、今は亡き名優の故郷を巡る旅。過去と現在が交錯する、ポルトガルへの郷愁に満ちたロードムービー。
フランスで活躍する俳優アフォンソが、老監督マノエルらと共にポルトガル北部を旅する物語。その目的は、今は亡き父の親戚を訪ねること。車窓から流れる美しい風景、立ち寄る村々での人々との出会い。それは、監督自身の記憶と、ポルトガルの歴史を辿る旅路。過去の思い出と現在の風景が静かに重なり合う中、一行はアフォンソのルーツ、そして「世界の始まり」へと向かう。巨匠マノエル・デ・オリヴェイラが自身の半生を投影した、郷愁と人生への深い思索に満ちた映像詩。
ネット上の声
- マストロヤンニの遺作。ポルトガルの美しい風景の中、過去を辿る旅が静かに胸を打つ。巨匠の最後の演技、目に焼き付けました。
- オリヴェイラ監督作品は初めて。光の捉え方が神がかってて、どのシーンも絵画みたいだった。
- 不思議と心に残る映画。
- まさにサウダージ。過ぎ去る景色と会話が心地良い。
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間95分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ