1992年、ネオンきらめく台北の街。予備校生の青年と不良少年、孤独な魂がすれ違い、共鳴する、やるせない青春の肖像。
予備校に通うも、親との関係に息苦しさを感じるシャオカン。彼の日常は、バイクのミラーを壊されたことをきっかけに、不良少年のアザとアピンを執拗に追いかける日々へと一変。一方、アザとアピンは、ゲームセンターや安ホテルを転々とする刹那的な毎日。目的もなく彷徨う若者たちの孤独と焦燥。大都市の喧騒の中で、彼らの視線が交錯する時、物語は静かに動き出す。行き場のない感情が導く、予測不能な青春の行方。
ネット上の声
- ツァイ・ミンリャン監督の初期衝動が詰まってる。セリフが少ないのに映像だけで語る感じが最高だった。
- うまくいかない若者たちの鬱々とした感じがリアル。自分にもこういう時期あったなあって思った。
- ずっと暗くてジメジメしてる…。観てて気分が滅入っちゃった。私には合わなかったかな。
- 台北の湿度の高い空気感と、若者のどうしようもない孤独が伝わってきた。他の作品も観てみたい。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国台湾
- 時間106分
- 監督ツァイ・ミンリャン
- 主演リー・カンション