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所持金わずか35円。戦後日本の貧しい恋人たちが、ささやかな夢と愛だけで過ごす、たった一日の「素晴らしき日曜日」。
終戦直後の荒廃した東京。貧しい恋人の雄造と昌子にとって、日曜日は週に一度のデートの日。しかし、二人の全財産はわずか35円。モデルハウスを眺め、動物園にも入れず、次々と現実に打ちのめされ希望を失いかける雄造。そんな彼を、昌子は持ち前の明るさで励まし続ける。一日の終わりに訪れた空っぽの野外音楽堂。二人は想像の力で、聞こえないはずの交響曲を奏でようとする。
ネット上の声
- 100、200年経っても不滅の映画
- 平凡なカップルの波乱万丈の日常。
- ラストはちょっと冗長かな・・・
- 60年前の或る若者のデート風景。
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督黒澤明
- 主演沼崎勲
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「黒いオルフェ」のマルセル・カミュ監督作。カミュ自身の原作をカミュとジャック・ヴィオが共同で脚色し、撮影に当ったのはマルセル・グリニョン。音楽を担当しているのはフランスのアンリ・クロラとブラジルのホセ・トレド。出演しているのは舞台出のレイモン・ロワイエ、エルガ・アンデルセン、「黒いオルフェ」のルールディス・デ・オリヴェイラ、レア・ガルシアなど。他に原地人多数が出演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1943年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督山本薩夫
- 主演藤田進
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戦前戦後の激動の日本。ひとりの女性が愛と苦難の果てに見つけた、ささやかな幸福とその生涯。
舞台は、戦争へと突き進む昭和初期の日本。貧しい家に生まれ育った女性、ふみ。彼女を待ち受けていたのは、時代の荒波に翻弄される過酷な運命。愛する人との出会いと別れ、戦争による生活の困窮、そして戦後の混乱。次々と襲いかかる苦難にも、決して希望を失わず、ひたむきに生き抜こうとする彼女の姿。ひとりの名もなき女性の視点から、激動の時代そのものを描き出す。彼女がその生涯の果てに手にしたものとは何か。観る者の心に深く問いかける、感動の物語。
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督亀井文夫
- 主演岸旗江
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帝劇の舞台を写すと共に劇的ストーリイをおりこんだ日映最初の劇映画で製作は第一回の嵯峨善兵、脚本、演出は「いつの日か花咲かん」の原案をした高木俊朗、撮影は栗林実、東熊喜、小林米作の短篇映画界におけるヴェテラン。出演する芸術家はバレー小牧、貝谷バレー団、オペラ藤原歌劇団、ヴァイオリン諏訪根自子、オペレッタ山口淑子らでそれに、沼崎勳、中北千枝子、生方功、若木悦子、河村弘二、谷間小百合らが出演する。
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督高木俊郎
- 主演藤原義江