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パリの空の下、全てを失った男。屈辱から始まる、奇妙で歪んだ愛と平等のための復讐劇。
舞台は1990年代のパリ。ポーランド人美容師カロルは、フランス人の妻ドミニクに離婚を告げられ、財産もパスポートも全てを失う屈辱。スーツケースに隠れて故郷ワルシャワへ密入国した彼の目的は一つ、彼女と「平等」になるための復讐。激動のポーランド社会で裏社会の仕事に手を染め、知恵を武器に成り上がっていくカロル。彼が仕掛ける壮大な計画は、果たして憎しみの清算か、それとも歪んだ愛の告白か。男の執念が辿り着く、驚くべき結末の予感。
ネット上の声
- 【性的不能のために妻に去られた男が求めた”平等な関係性”。シニカルで、エロティックでそこはかとなく可笑しい作品。コミカル要素を絡めながら、平等な夫婦愛の再構築を求めた男の姿が印象的な作品でもある】
- この監督の映画わからない人、可哀想です。
- 普遍的な愛情はまた複雑で・・・☆3.0
- 巨匠が残したエッジの異なる芸術品
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国フランス,ポーランド
- 時間92分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演ズビグニエフ・ザマホフスキ
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理由も告げられず、ある日突然逮捕された歌手。スターリン体制下のポーランドを舞台に、国家権力に屈しない一人の女性の魂の記録。
1951年、スターリン体制下のポーランド。キャバレー歌手のトニアは、ある夜、何者かに拉致され、政治犯収容所へと送られる。理由も分からぬまま始まる、執拗で非人間的な尋問。偽りの自白を強要され、仲間を売るよう迫られる日々。心身ともに極限まで追い詰められながらも、彼女は決して屈しない。自由と尊厳を奪われた暗黒の時代、理不尽な国家権力にたった一人で立ち向かった女性の、壮絶な闘いの物語。
ネット上の声
- 尋問者たちも尋問内容も全然怖くなかった
- 製作総指揮アンジェイ・ワイダ
- 尋問という名の拷問
- カール3D
サスペンス
- 製作年1982年
- 製作国ポーランド
- 時間118分
- 監督リシャルト・ブガイスキ
- 主演クリスティナ・ヤンダ
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2015年・第65回ベルリン国際映画祭で監督賞となる銀熊賞を受賞したポーランド映画で、ポーランドのアカデミー賞であるイーグル賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞を受賞した、父と娘の再生を描いた人間ドラマ。病気で母を亡くした娘と検察官の父。心身を病んだ娘は摂食障害となり、日に日にやせていく。喪失感を拭えない父は、検察官として立つ事故現場で人の死に何も感じなくなっていた。埋められない溝ができてしまった父と娘は、お互いを傷つけあった。そんな娘の体を見かねた父は娘をセラピストのもとへと通わせてリハビリをさせるが、そのセラピストによる療法は普通では考えられないものだった。監督はポーランド人女性監督マウゴシュカ・シュモフスカ。ポーランド映画祭2016や15年・第28回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で上映されている。
ネット上の声
- 霊っているのかいないのか、ま、どっちでも
- 欧州らしい変則コメディ、バランスが楽しい
- ちょっと信じてみる、霊力でも何でも。
- ワルシャワの降霊会は徹夜で…
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ポーランド
- 時間90分
- 監督マウゴシュカ・シュモフスカ
- 主演ヤヌシュ・ガイオス