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昭和の名匠・清水宏監督が、川端康成の短編小説「有難う」を上原謙主演で映画化したロードムービー。伊豆地方の美しい自然を背景に、バス運転手と乗客たちが織り成す人間模様をユーモラスに描く。道を譲ってくれた人々に「ありがとう」と声を掛けることから、「ありがとうさん」と呼ばれて親しまれているバス運転手。そんな彼のバスに、貧しさから東京に売られていく娘とその母親、訳ありの女、威張り散らすヒゲの紳士らが乗り込んでくる。
ネット上の声
- 単純にしてオリジナリティーに溢れた名作
- あわいで出会う「暮らし」と「こころ」
- 峠を越えた女はめったに帰っちゃ来ない
- とんだ軽業をお見せしちまいまして
ヒューマンドラマ
- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督清水宏
- 主演上原謙
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いつも女房の尻に敷かれている大学教授の小宮が、突然大阪から上京してきた姪の節子に刺激され、発奮。口げんかをしても引き下がらず、初めて女房に平手打ちをくらわす。それ以来、夫婦の仲はかえって良くなるのだった・・・
ネット上の声
- 珍品(?)
- エルンスト・ルビッチ感が満載!
- エンディングが妙に怖い
- 37年土橋式トーキー
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督小津安二郎
- 主演栗島すみ子
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「幻の馬」の長谷川公之と島耕二が脚本を書き、同じく島耕二が監督、「五十円横町」の中川芳久が撮影を担当した。主なる出演者は「藤十郎の恋」の京マチ子、「講道館四天王」の菅原謙二と八木沢敏、「母笛子笛」の船越英二、「花の二十八人衆」の矢島ひろ子、「旗本退屈男 謎の伏魔殿」の進藤英太郎など。
ネット上の声
- この時代の映画でヒロインが女性弁護士という設定が新鮮だった
- 原作小説のないオリジナルシナリオでこれほどのものが作れたら文句無しの傑作!あゝ涙
- 同級生たちに姉(川崎弘子)が芸者であることが知られ、責められるシーンは辛かったが
- 大広間にずらりと並んだ芸者衆がおどりで祝う主賓は、司法試験に合格した大学生役の桑
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐々木康
- 主演桑野通子
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『不壊の白珠』(1929)、『有がたうさん』(1936)、『按摩と女』(1938)などの名匠・清水宏監督が1937年に発表した母子ものメロドラマ。脚本は『本日休診』(1952)の斎藤良輔のオリジナル。主演は『有がたうさん』や小津安二郎監督の『淑女は何を忘れたか』(1937)などの桑野通子。息子の春雄役は爆弾小僧の芸名で10本以上の清水監督作に出演した子役の横山準。春雄と対立するガキ大将を演じているのは『突貫小僧』(1929)、『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』(1933)などの突貫小僧こと青木富雄。用心棒の恭助には『父ありき』(1942)、『驟雨』(1956)の佐野周二。
本牧のチャブ屋で働くお雪は、女手一つで息子の春雄を育て、息子の成長だけが生きがいだった。お雪は劣悪な労働条件を改善するようにマダムと掛け合うが、マダムは聞き入れず、店で働く女性たちが逃走しないように用心棒に見晴らせていた。用心棒の恭助はお雪を監視していたが、やがてお雪に惚れ、彼女を身請けするために外洋漁船員となって金を稼ぐことを決意する。一方、春雄は母親の仕事のせいで、友達からいじめられ、仲間外れにあう。春雄は母親の悪口を言ったガキ大将と喧嘩となるが、それが悲劇を生むことになる…。
ネット上の声
- 清水宏の他の作品より舞台的な撮り方が目立っていたけど、舞台的が悪いことでなくむし
- 本牧(現横浜市中区南東部)は霧に濡れて…
- 清水宏と桑野通子補正を以てしてもどうにもならないどうにもならなさは佐野周二のなせ
- 付き添いで学校に一緒に行くとこ、一人でいいって言われ、悲しく空しく、今来た道を一
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督清水宏
- 主演桑野通子
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島津保次郎が監督と脚本を担当し、島津の代表作といわれる作品。松竹で監督した最後の作品でもある。
ネット上の声
- 巨匠、島津保次郎監督の代表作☆
- 東京の俸給生活者:間宮敬介(佐分利信)、妻あき子(三宅邦子)、そして敬介の妹文子
- コートをハットをお召しになって街を颯爽と歩く桑野通子はまさにモダンガールの象徴で
- さすが島津保次郎監督!気持ちのスカッとする勧善懲悪映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督島津保次郎
- 主演佐分利信
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保守政党の総裁選挙を端に発した汚職事件を描き、政界のドス黒い内幕を暴露する。脚本は「どてらい男」の田坂啓、監督は「華麗なる一族」の山本薩夫、撮影は「股旅」の小林節雄がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 清水宏がトーキーに移行する直前のサイレント作品で、映像はこの頃から侘しくて良いの
- 船と汽車でそれぞれの出発へ
- 途中から誰と誰がくっつこうがどうでもいい、勝手にしてくれ、という思いになってくる
- 藤井貢の決断力の無さに腹が立って仕方がなかったが、正直、男は案外こんなもん
ヒューマンドラマ
- 製作年1934年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演藤井貢
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『平凡』連載の川口松太郎の原作を「新しき天」の笠原良三が脚色、「緑の仲間」の森一生が監督する大映カラー・総天然色映画。撮影は「火の女」の長井信一、音楽は「若い人たち」の伊福部昭。出演者は「勝敗」の若尾文子、菅原謙二、「真白き富士の嶺(1954)」の市川和子、「荒城の月(1954)」の船越英二ほか、東山千栄子、滝花久子、三宅邦子、矢島ひろ子、八潮悠子などである。
ネット上の声
- セイラー服にベレー帽♡
- 早撮りの名人佐々木康監督が3日で仕上げた作品!…だったかな?
- たぶん高峰三枝子&高杉早苗のダブル主演
- 〖1930年代映画:青春ドラマ:松竹〗
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐々木康
- 主演桑野通子
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「名刀美女丸」に次いで溝口健二監督が大船撮影所で製作せる作品。
ネット上の声
- 昭和21年の女性解放運動
- 奇妙な制服だなあ~
- 戦時中に義理の兄である検事により恋人を牢獄に送られた女性弁護士が、女学校時代の友
- 田中絹代が、家に肉を売りに来たのが同窓生のもとだと気づくシーンがすごい
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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『GO』で直木賞を受賞した金城一紀が、他者との対話を通じて自分を見つめるというモチーフで描いた短編集『対話篇』収録の同名小説『花』を映画化。突然の動脈瘤によって生きる希望を失いかけた青年と、亡き妻を弔う旅に向かう末期ガンの初老の男の交流を描く。監督は、本作がデビューとなる西谷真一。出演は、「天使の牙」の大沢たかおと「ドッペルゲンガー」の柄本明。
ネット上の声
- 泣いた。原作本の方もすごい良かった。 短いからいろいろ追加されてる...
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督吉村公三郎
- 主演田中絹代
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ネット上の声
- メロドラマはすれ違いと度重なる不幸、度々流れる主題歌
- 後篇は不幸篇、田中絹代は呪われたように不幸に襲われる
- 不幸のてんこ盛り
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督野村浩将
- 主演佐分利信
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ネット上の声
- 面白かった😃でも兄さんの酒飲む度に、舌打ち見たいな音を立て飲むのは、頂けなかった
- 兄ちゃん、「チッチチッチ」って音立てて酒呑むなよ💢耳障り👂💥だよ
- メロドラマはすれ違いと度重なる不幸、度々流れる主題歌
- タイトル通り前後篇からなるモノクロ映画
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督野村浩将
- 主演佐分利信
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菊池寛の評伝『昭和の軍神西住戦車長伝』を元に、野田高梧が脚本を書き吉村公三郎がメガホンをとった。戦車連隊の小隊長だった西住小次郎の伝記映画であり、戦争時に撮影されたフィルムも挿入され、全体的にドキュメンタリータッチで描かれている。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1940年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督吉村公三郎
- 主演上原謙
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- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督宗本英男
- 主演徳大寺伸