記憶の断片、虚構と現実の狭間。一人の「女」を巡るイメージが交錯し、観る者の感覚を揺さぶる実験的映像詩。
特定の時代や場所に縛られない、心象風景の中。そこに存在する、謎めいた一人の「女」。彼女は誰なのか、どこから来たのか。物語は直線的には進まず、コラージュのように紡がれるイメージの連鎖によって彼女の輪郭を浮かび上がらせる。彼女を見つめる男たちの視線、繰り返される象徴的なモチーフ。観る者は、女の過去、現在、そして未来を、断片的な映像から読み解くことを強いられる。彼女の正体を探る、迷宮のような旅。全てのイメージが収束する一点で明かされるのは、衝撃の真実か、それとも新たな謎の始まりか。
ネット上の声
- おでん燗酒甘いと辛い
- エンドロール後のワンシーンが何とも言えない悲しさが....
- つまらなくはない
時代劇
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督高林陽一
- 主演佳那晃子