「ラストエンペラー」が第60回アカデミー賞で9部門に輝いたイタリアの名匠ベルナルド・ベルトルッチが、アメリカの小説家ポール・ボウルズの同名ベストセラー小説を映画化。異国の地でかつての愛を取り戻そうとする夫妻がたどる過酷な運命を、坂本龍一による音楽とビットリオ・ストラーロ撮影による映像で詩情豊かに描きだす。
1947年、ニューヨークの作曲家ポートと妻で劇作家のキットは、北アフリカの広大な砂漠地帯を訪れる。倦怠期の2人はこの旅を通して、かつての愛と情熱を取り戻そうとしていた。しかしポートは現地の女性との肉体関係に溺れ、一方のキットも同行者の青年タナーと一夜をともにしてしまう。やがて、思わぬ悲劇が彼らを襲う。
ジョン・マルコビッチが夫ポート、デブラ・ウィンガーが妻キットをそれぞれ熱演し、キャンベル・スコット、ティモシー・スポールが共演。原作者ボウルズもわずかながら登場し、印象深い言葉を残した。
ネット上の声
- 【”広大な北アフリカを彷徨う男女二人を大きな空は見守る。”今作は、悠久の大地の中で、お互いの相手ヘの気持ちを再生しようとする夫婦のエロティックな愛の物語である。】
- 「砂漠は清潔だ」と、かのロレンス少尉は言っていたけれど
- 生と死、そして愛を考えさせてくれる作品
- 愛のさすらい・・・片割れを失くして、
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国イギリス
- 時間138分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演デブラ・ウィンガー