腕を失った母、その「腕」となることを強いられた息子。狂気と幻想が交錯する、血塗られた愛と復讐のサーカス。
メキシコのサーカス団。少年フェニックスは、狂信的な母コンチャと好色な父オルゴの間で育った。ある夜、父の浮気に激怒した母は、父の性器に硫酸を浴びせ、その報復に両腕を切り落とされるという惨劇を目撃。父は自決し、フェニックスは精神を病んでしまう。数年後、精神病院を抜け出した彼の前に、腕のない母が亡霊のように現れる。彼は母の「腕」となり、母の意のままに次々と女性たちに復讐の手を下していく。現実と幻覚が入り混じる倒錯した世界で、彼の魂は救済されるのか。
ネット上の声
- “カルト映画界の鬼才”A•ホドロフスキー監督が、初めて観客の為に制作したといわれ
- 凄い面白い。こんな映画だったのか。 ラストも良い。途中で気付くか。...
- 混沌のなかに大きな愛があり、観た後はどこかあたたかな気持ちになる
- ホドロフスキーは『エル・トポ』に次いで二作目の鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア
- 時間122分
- 監督アレハンドロ・ホドロフスキー
- 主演アクセル・ホドロフスキー