グリフィスの出世作である。1915年発売の本映画は、常時の斯界にあって正にエポック・メイキングの作品であった。トーマス・ディクソン原著の「ザ・クランスマン」に基づいたもので、南北戦争時代を背景とし、奴隷解放問題を主題として人道愛を高唱している。主役俳優にはヘンリー・B・ウォルソール、ミリアム・クーパー、メイ・マーシュ、故ロバート・ハーロン、故ウォーレス・リード、リリアン・ギッシュ等を始め、今は監督で鳴らしているジョセフ・ヘナベリー、エルマー・クリフトン、ドナルド・クリスプ等も端役を受け持っている。
ネット上の声
- 物語の面白さに白人至上主義の思想が溶け込んでいる強力なプロパガンダ映画
- 比類なき完成度。その悪質なテーマから正当な評価が得られなかった超大作。
- 映画の父、グリフィス監督の映画表現法確立の記念碑的大作
- クロス・カッティングとリリアン・ギッシュ
人種差別、 サイレント、 社会派ドラマ
- 製作年1915年
- 製作国アメリカ
- 時間104分
- 監督D・W・グリフィス
- 主演リリアン・ギッシュ