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戦後の日本、小さな町で強く生きる一人の女性。因習と偏見の中、自らの幸せを求め続けた「こほろぎ嬢」の物語。
終戦から数年が経った日本の片田舎。人々がまだ戦争の傷跡を引きずりながら生きるこの町に、ひときわ明るく、凛として日々を過ごす女性がいた。彼女は「こほろぎ嬢」と呼ばれ、その自由な振る舞いは、古い慣習に縛られた町の人々の間で噂の的。しかし、その笑顔の裏には、誰にも言えない過去と、ささやかな幸せを願う切実な想い。時代の変化の波に翻弄されながらも、自分らしさを見失わずに生きようとする彼女の姿。やがて、彼女の生き方は、周囲の人々の心にも静かな変化をもたらしていく。一人の女性の生き様を通して、戦後日本の光と影を映し出す人間ドラマ。
ネット上の声
- 尾崎翠の3つの短編から映画が作られたとのことであるが、個人的には、ストーリーとし
- 浜野監督作シネロマンで最近2本観たけど劇映画気負いすぎてなのか、世界観の再現は凄
- 「尾崎翠を探して 第七官界彷徨」(1999)に続く、浜野佐知監督による尾崎翠の小
- 尾崎翠が断筆直前に書いた三編の短編をもとに構成された映像作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督浜野佐知
- 主演石井あす香
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宗教に執心した母親に苦しめられてきた女性が再生への一歩を踏み出す姿を描いたドラマ。
母・キヌコと2人で暮らすユメは、宗教に執心する母につらく当たられ、幼い頃より母からの強い束縛を感じていた。そんな彼女は、大人になってからも自分に自信を持てず、 失敗を繰り返していた。ユメは言葉にならない思いを「母へ宛てた手紙」に書き始めるが、うまくまとめることができずにいた。ある日、目にした馬のポスターに惹かれた彼女は牧場へと足を向ける。牧場で馬たちと触れ合う中で、ユメは母とのさまざまな記憶を思い出していく。
監督は、ピンク映画の助監督として映画界に入り、さまざまな作品を経て本作で初メガホンをとったモテギワコ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間45分
- 監督モテギワコ
- 主演葛堂里奈
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戦争記念館設立を目指す市長と設立に反対する戦犯遺族の攻防を、吹越満主演で描いたドラマ。太平洋戦争の平和記念館設立を目指す関谷市市長の清水昭雄のもとに一通の怪文書が届く。記念館設立の中止を訴えるその文書には、昭雄の祖父で国民学校の教師として子どもたちに反戦を訴え、街の偉人と言われている清水正一を許さないとの一文が記されていた。怪文書の送り主は正一の教え子であったBC級戦犯遺族の南野和子。彼女は戦時中の正一が本当に反戦を訴えていたのか、その事実を知っていた。怪文書に対して、街の平和推進委員会が和子に抗議するがあっけなく返り討ちにあってしまう。ついに昭雄は和子に直接対決を挑むが……。昭雄役を吹越が演じるほか、大方斐紗子、北香那、西山真来が顔をそろえる。淡路島ロケを敢行し、現地オーディションで選ばれた西めぐみのほか、キャストの8割を現地住人が演じる。新鋭・河合健がメガホンを取った。
ネット上の声
- 第二次世界大戦と言うタイトルが大風呂敷を広げ過ぎと意味を成していない作品です。
- 外来種の亀の繁殖に悩まされる架空の地方都市関谷市
- 残念ながら、よくわかりませんでした。
- 【分かるけど、同意しない理由】
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督河合健
- 主演吹越満
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お笑いタレントのいとうあさこが主演を務める異色のディストピア映画。現人神である「カミサマ」を国家元首にいただく、某島国のとある町。少子化にあえぐその町では、市民投票により、45歳以上の未婚者は市民権を失うという条例が制定された。市民権を剥奪された者は町を出ていくか、軍に入隊してお国のための強制労働に就くか、いずれかを選ばなければならない。町で介護施設を営む未婚のよしこは、45歳を目前に控え、排除される不安を抱えながら日々を過ごしていた。市民権をあきらめて町を出るという選択もあるが、施設に入居している老人たちを見捨てることはできない。そんな中、施設にひとりの身元不明の中年男性が迷い込んでくる。よしこはその男と結婚することを考えるが……。監督は、自主制作映画「ぴゅーりたん」が第31回ぴあフィルムフェスティバルに入選した佐々木想。共演に佃典彦、大方斐紗子、保永奈緒、宍戸開ら。
ネット上の声
- 「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」に続く意欲作。佐々木想監督のこれからに期待
- 『美しすぎる国』の美しさとは一体誰に向けてのものなのか
- 思っていたのと違った(笑)
- イオンはあります
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督佐々木想
- 主演いとうあさこ