ヌーベルバーグを代表する監督フランソワ・トリュフォーが、「突然炎のごとく」でも知られるアンリ=ピエール・ロシェの小説「二人の英国女性と大陸」を原作に、フランス人青年とイギリス人姉妹が繰り広げる親密にして激しい三角関係を描いた物語。20世紀初頭、パリ在住のフランス人青年クロードは、母の旧友である英国婦人の娘アンに誘われ、ひと夏をウェールズで過ごすことになる。しかし、イギリスを訪れたクロードはアンの内気な妹ミュリエルとひかれ合うようになり……。脚本は、同じロシェの小説を映画化した「突然炎のごとく」と同様、トリュフォーとジャック・クリュオーが共同で手がけた。クロード役は「大人は判ってくれない」のジャン=ピエール・レオ。アンとミュリエルの姉妹はキカ・マーカム、ステイシー・テンデターがそれぞれ演じた。日本では1972年の初公開時は106分に編集されたバージョンだったが、後にカットされたシーンをトリュフォー自身の手により復元した130分のバージョンが「完全版」として1987年に公開された。
ネット上の声
- ただそれはわたしではないだけであって、わたしもあなたではないということです
- 勝手で自己満足でそれでも輝いている恋
- フランス映画で最も美しい作品。
- 大陸の男と島国の女達の恋心
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国フランス
- 時間106分
- 監督フランソワ・トリュフォー
- 主演ジャン=ピエール・レオ