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家事や家族の世話に追われて子どもらしい時間を奪われてしまう「ヤングケアラー」の問題をメインテーマに、主人公の女子高生が母親の介護や進学について悩みながらも、家族や学校以外の社会とかかわることで、次第に自分らしさを取り戻していく姿を描いたドラマ。
高校で美術部に所属する清瀬櫻は、東京の美大に進学することを希望していたが、娘が家から出ていくなんて思ってもいない母の環は取り合ってくれない。久しぶりに単身赴任から帰ってきた父の紘一は娘の意思に理解を示すが、そのことで環と言い争いになり、家を追い出されてしまう。ぎこちない母子だけの生活が始まった矢先、櫻のもとに環が職場で倒れたという連絡が入る。誰にも言えない気持ちを匿名でSNSに書き込み、偶然出会った野良猫に癒やしを求める櫻だったが、次第に追い詰められていく。
全編が福岡県内で撮影され、主人公の櫻役は東京と福岡で行われたオーディションで選ばれた吉名莉瑠が務めた。母の環役を歌手の一青窈が演じ、主題歌も担当。父・紘一役は津田寛治が務めた。NHK大河ドラマなどの助監督なども務めてきた祝大輔監督がメガホンをとり、監督自身が経験した保護猫活動の実態なども織り交ぜられている。
ネット上の声
- 野良猫の扱いについて疑問は残るが良い作品。
- ありふれた一家の物語が問うもの
- 禁じ手を使ってみた
- 絵を描くことが大好きな女子高生・櫻が、ある日突然脳梗塞で倒れてしまった母の介護の
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督祝大輔
- 主演吉名莉瑠
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がんを患った母が、5歳の娘に遺す「生きるための力」。一杯のみそ汁に込めた、家族の愛と命の約束を描く、涙と感動の実話。
結婚、妊娠、そして乳がんの発覚。幾多の困難を乗り越え、娘のはなを授かった千恵。しかし、幸せな日々は長くは続かず、がんは再発する。自分の余命を悟った彼女は、まだ幼い娘が将来一人でも生きていけるように、あることを決意。それは、料理や家事のすべてを教えること。特に、毎日の「みそ汁作り」は、母から娘へと受け継がれる命のメッセージ。食べることは生きること。限られた時間の中で、家族三人が紡いでいく、温かくも切ない日々の記録。食卓から始まる、愛の物語。
ネット上の声
- 実話で泣けましたが、映画としての演出は?
- 笑いがあって重すぎず、でも心に響く映画
- 「闘病記」は苦手なんだけど、これは。
- じめっとした雰囲気がなく良かった
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督阿久根知昭
- 主演広末涼子
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小津安二郎監督の生誕100年を記念して、「悲情城市」「フラワーズ・オブ・シャンハイ」のホウ・シャオシェン監督が、東京を舞台にひとりの女性の日常を繊細に描く。フリーライターの陽子は、産みの母が台湾人で日本と台湾を行き来しているが、ある日、台湾の男性の子供を妊娠していることに気づく。ヒロイン陽子を演じるのは、デビュー曲「もらい泣き」で注目を集めた一青窃。彼女に想いを寄せる古本屋店主役で浅野忠信が共演。
ネット上の声
- 窓のあたりから扉開いてて台所が映ってるシーンとか小津安二郎の映画であったかも?と
- 吉本隆明に聞きたかったラスト・シーン
- 小津へのオマージュってことで。
- 【東京を捉えるメタ的視点】
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演一青窈