全10作品。ケン・デュケンが出演した映画ランキング

第2次世界大戦時のナチスドイツによるドイツ民族の人口増加計画「レーベンスボルン（生命の泉）」を背景に、ひとりの女性の数奇な運命を描いたサスペンスドラマ。ドイツ占領下のノルウェーでドイツ兵とノルウェー人女性の間に生まれたカトリーネは、出生後に母親から引き離されて旧東ドイツの施設で育つ。成人後に命がけで亡命し、母親との再会を果たした彼女は、現在はノルウェーで母親と夫、娘や孫に囲まれて平穏な日々を送っていた。ベルリンの壁が崩壊した1990年、カトリーネと母親の元に弁護士スベンが訪ねてくる。かつてドイツ兵の子を産んだ女性を迫害したノルウェー政府に対して訴訟を起こすため、2人の証言が欲しいというのだ。しかしカトリーネは証言を拒否してドイツへと旅立ち、自分の過去の足跡を消すような不審な行動に出る。主演は「ヒトラー　最期の12日間」のユリアーネ・ケーラー。

ナチス占領下の欧州、ユダヤ人の子供たちを救うため、命を懸けた者たちの決死の逃避行を描く感動の実話。

1943年、第二次世界大戦下のヨーロッパ。ナチスのユダヤ人狩りが激化する中、親を失った子供たちを救うため、数人の男女が立ち上がる。彼らの目的は、子供たちを安全なスイスへと逃がすこと。しかし、ゲシュタポの執拗な追跡、裏切り、そして飢えと寒さが彼らの行く手を阻む。絶望的な状況下でも失われない希望と、子供たちの未来を信じて危険な旅を続ける大人たちの姿。国境を目指す彼らの旅路の果て。

同じ靴工房から生まれた二つの世界的ブランド。一つの町を二分し、世界を巻き込んだ、アドルフとルドルフ兄弟の壮絶な確執の物語。

舞台は20世紀初頭のドイツの小さな町。靴職人として天才的な弟アドルフと、営業の才能に長けた兄ルドルフ・ダスラー。二人は共に「ダスラー兄弟商会」を設立し、事業を拡大させていく。しかし、第二次世界大戦の混乱とナチスとの関わりが、兄弟の間に修復不可能な亀裂を生んだ。互いへの不信と憎悪から、兄弟は袂を分かち、川を挟んでそれぞれ「アディダス」と「プーマ」を設立。町の住民までも巻き込み、互いの会社を潰すため、熾烈な開発競争と中傷合戦を繰り広げる。スポーツ史を塗り替えた革新の裏にあった、兄弟の宿命的な対立の結末。

第二次大戦下、ナチスに屈した母国に反旗を翻した一人の外交官。正義と信念を貫く孤独な戦いの記録。

1939年、ナチス・ドイツがヨーロッパを席巻。デンマークが降伏したその時、駐米デンマーク大使ヘンリック・カウフマンは驚くべき決断。本国の指令を無視し、自らをデンマーク唯一の真の代表と宣言。アメリカ大統領ルーズベルトを相手に、ナチスの脅威からグリーンランドを守るため、孤独な交渉を開始。裏切り者の烙印を押され、家族を危険に晒しながらも、信念のために全てを賭けた男の知られざる実話。彼の行動が、やがて世界の運命を左右する重大な一手となる。

EUが崩壊した近未来のドイツを舞台に、悪徳銀行に立ち向かう強盗団の活躍を描いたクライムアクション。2016年、ドイツではEUの崩壊により多くの国民たちが貧困に苦しんでいた。その原因をつくったとされる巨大銀行DNBを捜査していた特別捜査官アレックスは、DNBの頭取を逮捕寸前にまで追い込むが、陰謀にはまり職を失ってしまう。そこで彼は、銀行強盗グループの一員となって次々と銀行を襲撃し、奪った現金を街中にばらまいていく。彼らは義賊ロビン・フッドとして国民から絶大な支持を集めるようになるが、DNBから思わぬ反撃をくらう。主演は「イングロリアス・バスターズ」のケン・デュケン。