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元ヤクザの組長・安藤昇が自らの半生を赤裸々に演じる実録アクション。警察と組織、二つの追手から逃れる男の壮絶な逃亡劇。
戦後の混乱期。傷害事件を起こし、警察と敵対組織の両方から追われる身となった元組長の男。安藤昇自身が主演し、その壮絶な実体験を基に描く、異色の実録逃亡劇。行く先々で体を重ねる女たちとの刹那的な関係を慰めに、執拗な追跡をかわし続ける日々。信じられるのは己の拳のみ。暴力と性にまみれた逃亡の果てに、男が目にする光景とは何か。生々しい暴力描写と虚無的な生き様が観る者の胸を抉る、田中登監督による問題作。
ネット上の声
- 田中登監督、安藤昇の逃亡とセックス
- 元とはいえ本物のヤクザが映画に主演するだけでもブッ飛んでるのに
- プールサイドでのセックスシーンを日傘で隠してるの良いな
- 最高にアナーキーなラスト!笑
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督田中登
- 主演安藤昇
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妻子ある紙屋と遊女、許されぬ恋の逃避行。義理と人情の狭間で、死へと向かう二人の愛の顛末。
舞台は元禄時代の大阪。紙屋を営む治兵衛には、妻・おさんと二人の子供がいる。しかし彼の心は、遊女・小春に深く囚われていた。小春を身請けするための金策も尽き、恋敵の太兵衛に辱められる日々。妻への義理と、小春への愛情という、決して交わることのない二つの道。その板挟みに苦しむ治兵衛の姿は、やがて周囲をも巻き込んでいく。黒子に操られる人形浄瑠璃の世界観を大胆に取り入れた前衛的な映像美。この世で結ばれぬ運命を悟った二人が、来世での永遠の愛を誓い、手を取り合って向かう最後の場所。逃れられぬ「網島」の悲劇。
ネット上の声
- 【斬新すぎる演出と、紙屋の治兵衛の妻おさんと、治兵衛と心中する小春を演じ分けた岩下志麻さんの凄味ある演技に魅入られる作品。ATGの映画って凄いな。】
- 日本史で誰もが名前聞いたことあるであろう『人形浄瑠璃』でお馴染み、あの近松門左衛
- 私達の人生もまた神から黒子という神の手で運命の糸に操つらているのかも知れません
- 若い頭脳が集結して実験的・前衛映画に挑戦していた時代
時代劇
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督篠田正浩
- 主演岩下志麻
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人間の心の奥底にひそむ魔性を描く「日本悪人伝」シリーズ第二作。脚本は山田隆之。監督は「日本悪人伝」の村山新治。撮影は「現代ポルノ伝 先天性淫婦」の赤塚滋がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 頭に「警」の文字を入れられた大悪党、若山富三郎が悪事を働く
- いい人なのか悪い人なのかイマイチどっちつかずの若山冨三郎
- 一作目がサブスクに見当たらないので2作目の今作から鑑賞
- 前作よりだいぶ落ちるが、若山富三郎の暴れぶりは健在
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督村山新治
- 主演若山富三郎
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元パンクバンド、イヌの町田町蔵、現・芥川賞作家、町田康の同名短編小説を原作に、Dragon Ash、スガシカオなどのクリップで注目を集める須永秀明が、映画初監督。売れない脚本家、佐志はゴミを不法投棄されるほどの廃屋寸前の家で暮らしているが、その家主である義父から立ち退きを命じられても、引っ越す金がない。映画プロデューサーを名乗る老人が持ってきた仕事の話にとびつくが、それが災難の始まりだった。
ネット上の声
- 原作を読むとまた違って見えるのでしょうが
- “シバ・カリー・サラスパティー🍛”
- 打率.100 本塁打45本 な映画
- 見るな!見たら世界は変わっていく
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督須永秀明
- 主演永瀬正敏