ビデオカメラが捉えた、日常に潜む狂気。感情を失った少年が犯した、冷徹な殺人記録。
舞台は現代オーストリアの裕福な家庭。ビデオ映像に没頭する14歳の少年ベニー。彼の世界は、現実とモニターの中の映像の境界が曖昧になっていた。ある日、家に招いた少女を、彼は衝動的に、そして何の感情も見せずに殺害。その一部始終をビデオカメラで撮影する。帰宅した両親にその映像を見せるベニー。両親が下した決断は、息子の罪を隠蔽すること。メディアがもたらす暴力への無感覚さを描く、衝撃の問題作。
ネット上の声
- なるほど、レビュー見ると、皆さんベニー少年はサイコパスだとか、理由もなく人を殺し
- 『ファニーゲーム』よりサイコパスの本質を突いてきます
- 良作だけど「最近の若者は」的な陳腐さも
- どうなるのかな、と思ってやってみる。
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国オーストリア
- 時間105分
- 監督ミヒャエル・ハネケ
- 主演アルノ・フリッシュ