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「ボレロ」「白い肉体」のキャロル・ロンバードが主演する映画で、「ブルースを唄う女」と同じくグレイス・パーキンスが書いた物語を「名門芸術」「女は真っ平(1931)」のガートルード・パーセルが脚色し、「女性暴君」のウォルター・ラングが監督にあたり、「青空天国」「十三日の殺人」のジョセフ・オーガストが撮影している。助演者は「女性二重奏」「男の一生」のライル・タルボット、「青空天国」「戦時特派員」のウォルター・コノリー、「ナイトクラブの女」「十三日の殺人」のルーセルマ・スティーヴンス、「カイロの一夜」「ホワイト・シスター(1933)」のルイズ・クロッサー・ヘイル、「秘密」「豪華船」のC・オーブリー・スミス、「肉の蝋人形(1933)」のアレン・ヴィンセント等である。
ヒューマンドラマ
- 製作年1932年
- 製作国アメリカ
- 時間71分
- 監督ウォルター・ラング
- 主演キャロル・ロンバード
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「女性二重奏」「吾は愛せり」のケイ・フランシスが主演する映画で、ポール・H・フォックスの原作をオースティン・パーカーとチャールズ・ケニヨンが共同脚色し、「ケンネル殺人事件」「肉の蝋人形(1933)」のマイケル・カーティズが監督し、「世界は還る」のトニイ・ゴーディオが撮影した。主役フランシスを助けて「肉体」のリカルド・コルテス、「女性二重奏」のライル・タルボット、「上海特急」のワーナー・オーランド、ルース・ドネリー、レジノルド・オウエン、ホバート・カヴァナ等出演。
ネット上の声
- 続けて見た罪の島も同じファーストナショナルピクチャーズという会社でこういう映画ば
- クソ彼の毒牙を振り切る逃避行──シネマヴェーラのプレコード期特集より
- 70分にも満たないランタイムの中で怒涛というほかない展開
- ケイフランシス、カッコいいなあ
ヒューマンドラマ
- 製作年1934年
- 製作国アメリカ
- 時間65分
- 監督マイケル・カーティス
- 主演ケイ・フランシス
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女装趣味の男をめぐる悲喜こもごものドラマが、常軌を逸したストック・フィルムの流用などによって支離滅裂に語られる珍品。本来、性転換をした男をめぐるドラマだった企画が予想もつかない形に変貌したもの。監督・脚本は“史上最低の映画”「プラン9・フロム・アウタースペース」「怪物の花嫁」で知られる“史上最低の映画監督”こと、エドワード・デイヴィス・ウッド・ジュニアで、彼の正式劇場公開第1作にあたり、ダニエル・デイヴィス名義で準主演も果たした。製作は当時三流の小品キワモノ映画を手掛けていたジョージ・ワイス。撮影はこれ以後ウッド作品の常連となったウィリアム・C・トンプソンで本作では検事役で出演もしている。音楽コンサルタントはサンドフォード・ディキンソン、編集は“バド”・シェリング、美術はジャック・マイルズがそれぞれ担当。出演はウッドに請われ、本作が予想外の復帰作となった「魔人ドラキュラ」などの怪奇映画スター、ベラ・ルゴシのほか、当時ウッド夫人でのちにエルヴィス・プレスリーらの作詞家になったドロレス・フラーほか、ウッドの私生活で友人だった本物の女装趣味人・服装倒錯者らが顔をそろえている。
ネット上の声
- 「もし創造者が空を飛ぶようにするなら、生まれつき羽を与えたであろう」
- 映画館公開されたなんて。奇跡としか・・・
- 太ったカタツムリを食べちゃうゾ★
- エド・ウッドの人生
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国アメリカ
- 時間67分
- 監督エドワード・D・ウッド・Jr
- 主演ダニエル・デイヴィス(エドワード・D・ウッド・Jr)
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「忘れじの面影(1930)」「ニュー・ムーン」のグレイス・ムーアが主演する音楽映画で、ドロシー・スピーアとチャールズ・ビーハンが書き下ろした物語を「三角の月」「舗道」のS・K・ローレンがジェームズ・ゴウ、エドモンド・ノースと共同脚色し、「令嬢暴力団」「海上ジャズ大学」のヴィクター・シャーチンが監督に当たり、「一日だけの淑女」「或る夜の出来事」のジョセフ・ウォーカーが撮影した。助演者は「ムーラン・ルージュ」「林檎の頬」のツリオ・カルミナチ、「紅蘭」「南風の恋歌」のライル・タルボット、モナ・バリー、ジェシー・ラルフ、ルイ・アルバーニ等である。
- 製作年1934年
- 製作国アメリカ
- 時間95分
- 監督ヴィクター・シャーツィンガー
- 主演グレイス・ムーア
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女流作家ジーン・ウィリアムスは小説の材をとるために北アラスカに来てトペック村に滞在した。この地方には獰猛な狼が棲んでいて時々付近を荒すことがある。狼群のリーダーとも称すべき1匹の半狼犬を原住民は「稲妻」と呼んで非常に恐れていた。極地の冬がやって北のでこの地方に来合わせて白人たちはみな行商人ヒューゴーが乗ってきた汽船で立ち去ることになった。ヒューゴーはジーンにも一緒に避難するよう勧めたが彼女は仲々きかなかった。皆が村から去った後でもう1人残った男がいた。狩を業とするガストン・ロジャースという気質の荒い白人だった。日がたつにつれてジーンはガストンに好感を持ったが生き物を平気で殺すことには賛成しかねた。ある日「稲妻」は餌食を求めて村へ下りてきた。この時、不思議にもこの半狼犬は、いつもの獰猛性にも似ず、偶然会ったコリー種の「ファイヤー・フライ」に親しみを見せ、やがて2匹は相連れ立ってどこかへ行ってしまった。このコリー種はジーンの仲良しだった。気候は不順となり、食糧も欠乏してきたので気丈なジーンもガストンと共にこの土地を立ち退く決心をした。毎年この季節になるとネナナの氷が破れ始める。破氷の壮観さを見物しておきたいと思ったジーンはネナナへ行くと言い出した。そこで苦しい雪中の旅を続けた後、2人は河の岸にたどりついた。2人は近道をとるために河を遡った。ところが思いがけなくも河面を張りつめた氷が破れアッという間に2人は急流にさらわれた。長途の旅に大切な犬やそりも失った。ガストンのそりがその頃、付近に滞在していたヒューゴー一行に発見され、直ちに救援の飛行機が使された。飛行機はガストンとジーンを見つけて1枚の紙片をまいた。その通信文は「程近く1軒の小屋がある」ことを告げた。一方「稲妻」と「ファイヤ・フライ」もその小屋にたどりついていた。やがてそこへセントバーナード種の「バック」を連れてヒューゴーがやってきた。この時、折悪しく雷雨が起こり、ためにヒューゴーはネナナへ帰ることが出来なくなった。ジーンを中に挟んだガストンとヒューゴーの間に怖ろしい争闘が始まった。ガストンが勝った。だがジーンはヒューゴーの許に駆けよった。それを見たガストンは諦めて立ち去った。半狼犬「稲妻」もまた小屋から出て行った。ジーンはガストンに去られた後で彼の愛を悟ることが出来た。ガストンの跡を追った彼女は嵐のために倒れた巨木の下敷になった「稲妻」の傷の手当をしているガストンを見た。これによって彼女はガストンの性質の優しさを知った。負傷した「稲妻」を助けながら2人は小屋に戻った。彼女を諦めたヒューゴーは2人と「稲妻」とを小屋に残し、愛犬「バック」をつれて淋しくネナナに帰って行った。
- 製作年1938年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督B・リーヴス・イーソン
- 主演ビヴァリー・ロバーツ
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エドガー・ウォーレス作の探偵小説の映画化で、ユージーン・ソロウとピーター・ミルンが共同脚色し、「女囚の意気地」のハワード・ブレザートンが監督に当り、「相寄る魂」のアーサー・タッドが撮影している。主演者は「世界は還る」「ケンネル殺人事件」のメアリー・アスター、「ドクターX」「南風の恋歌」のライル・タルボット、「猫眼石怪事件」「五十六番街の家」のジョン・ハリデイ及びフランク・マクヒューで、ロバート・バラット、アーヴィング・ピチェル、ジョージ・E・ストーン等が助演している。
- 製作年1934年
- 製作国アメリカ
- 時間70分
- 監督ハワード・ブレザートン
- 主演メアリー・アスター