町の小さなクレープ屋。少女の視線が映し出す、甘くてほろ苦い人生の断片。日常に潜む、ささやかな奇跡の物語。
海辺の町にある、一軒のクレープ屋。そこでアルバイトをする女子高生・美智子。彼女の仕事は、客の人間模様を静かに見つめること。恋に悩むカップル、孤独を抱える老人、夢を語る若者。次々と訪れる人々の、ささやかな会話や表情から、美智子は世界の広さと人生の複雑さを知る。特別な事件は起こらない。しかし、クレープが焼き上がる短い時間の中に凝縮された、人々の喜びや悲しみに触れるうち、彼女自身の心にも少しずつ変化が。大人になることへの期待と不安を胸に、少女が自分だけの物語を見つけ出す、静かで優しいひと夏の記録。
ネット上の声
- 昨日見た直後に感想でなく意味不明なポエムを書いてしまったので書き直した
- 弱き者達にそっと手を差しのべた映画。
- 田代まさし氏は本作が映画初出演、シリアスな演技を披露しておりますが芸達者な方なので俳優としても活躍していたかも知れませんね。
- 田代まさしですら特権的な「顔」として機能せず、従業員の中に、駅の中に、競馬場の中
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間56分
- 監督市川準
- 主演田代まさし