先日パイオニアー会社のシェルドン・ルイズ氏を主役とする同名の映画が紹介されたが、原作はこれも同一で、文豪ロバート・ルイス・スティーヴンソン氏である。人の霊魂には善悪両様があるといういわゆる二重人格を取り扱った氏の説に基づき、ジョン・バリモア氏の明確なる演出によって深い印象を与えられる。感情と心理の表現に巧みなるバリモア氏の演出を、死せる作者のスティヴンソン氏が見たら恐らくは歓喜の声を挙げるであろうとまで言われている。「良妻賢母」を監督したジョン・S・ロバートソン氏の監督で、バリモア氏の相手は名女優マーサ・マンスフィールド嬢である。バリモア氏の円熟した技芸の閃きを期待すべきであろう。
ネット上の声
- 小説「ジキル博士とハイド氏」(1886)の10度目の映画化
- とにかく迫ってくる顔が恐すぎる!
- 単純な善悪二元論っぽいけど「私の善良な心を笑い悪魔の研究をさせたのはあなただ」っ
- 顕微鏡でダニ?か何かを観察している医者が、二重人格?になれる薬を開発して自分で飲
ホラー
- 製作年1920年
- 製作国アメリカ
- 時間56分
- 監督ジョン・S・ロバートソン
- 主演ジョン・バリモア