バスツアーで消えた一人の男。残された人々の間で増幅する疑念と狂気。人間の本性を炙り出す密室サスペンス。
舞台は、とある地方都市へ向かうバスツアーの車内。参加者の一人、塩田が忽然と姿を消す。彼が弾いていたというギターだけを残して。ツアーガイドの佳代は、残された乗客たちと共に塩田の行方を捜すが、見つからない。閉ざされたバスの中、乗客たちの間に不穏な空気が流れ始める。些細な言動から生まれる疑心暗鬼。やがて剥き出しになる人々の本性。このバスの行き着く先。
ネット上の声
- 生と死の境界が曖昧になるような、不思議で心地よい映画でした。バスの音や街のざわめき、普段は気にも留めない音たちが全部愛おしく感じられる。観終わった後、世界が少し違って見えました。
- 考察が楽しい、最高の雰囲気映画。
- 幽霊と一緒に街を散歩してるみたいな感覚。明日からイヤホンしないでバスに乗ってみようかなって思った。
- 光とか音がとにかく綺麗で、気を抜くと泣きそうになる。ユーモアもあって好き。
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間62分
- 監督金子由里奈
- 主演松浦りょう