ドイツからアメリカに渡り1950年代ハリウッドで活躍した名匠ダグラス・サークが、アメリカで手がけた最後の長編作品。1934年に「模倣の人生」として映画化もされたファニー・ハーストのベストセラー小説の再映画化で、白人と黒人の2組の母娘の10年間にわたる愛憎を描いたメロドラマ。
1947年、未亡人の女優ローラは、住む家のない黒人女性アニーを家事手伝いとして雇い、共同生活を始める。ローラとアニーは、それぞれスージーとサラジェーンというひとり娘がおり、同じシングルマザーでもあることから、2人は互いを信頼し、娘たちも実の姉妹のように育っていく。しかし、サラジェーンは、亡き父親が白人であり、黒人である母に対して複雑な感情を抱いていた。やがてローラが女優として成功し、2組の親子は経済的に恵まれるようになるものの、葛藤を抱えたまま成長したサラジェーンが家を出てしまい……。
ローラ役は「青春物語」のラナ・ターナー。アニー役のファニタ・ムーアとサラジェーン役のスーザン・コナーがそろって第32回アカデミー助演女優賞にノミネートされた。
ネット上の声
- 「ドリーム」と共に、黒人の方々の苦難の時代に更なる想いを寄せ…
- 人生を歩む時に必要な「幸せのものさし」
- 久々に、ラストまで一気に見れました
- 誰が見ても泣くのではないだろうか
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督ダグラス・サーク
- 主演ラナ・ターナー