言葉を持たない父と、言葉を話せる息子。戦後の混乱期を生きるろう者の親子が、社会の偏見の中で紡ぐ、静かで力強い愛の物語。
戦後の日本。耳が聞こえず、話すこともできない父・道夫と、その息子・一郎。母を亡くし、父子二人で懸命に生きていた。しかし、世間のろう者への風当たりは冷たい。一郎は学校でいじめにあい、道夫は仕事で理不尽な差別に直面する。声で想いを伝えられない父と、父の苦しみを理解しながらもどかしさを感じる息子。二人の間には、時にすれ違いが生じる。それでも、沈黙の中で交わされる眼差しと手話が、どんな言葉よりも雄弁に親子の深い絆を物語る。貧しさの中でも失われない、人間の尊厳と美しさの記録。
ネット上の声
- おとこが一匹死んでいた♪
- 善人とは何なのか、障害とは何なのか、生きるとは何なのか、、いろいろ...
- 善人とは何なのか、障害とは何なのか、生きるとは何なのか、、いろいろ...
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督松山善三
- 主演小林桂樹