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女子学生が追う、50年代の労働英雄の謎。社会主義ポーランドの光と影を暴く衝撃の探求。
1970年代のポーランド。映画大学の卒業制作に挑む女子学生アグニェシカ。彼女がテーマに選んだのは、1950年代に労働英雄として祭り上げられ、忽然と姿を消したレンガ職人ビルクートの生涯。関係者へのインタビューや古い記録フィルムを頼りに、彼の栄光と転落の軌跡を追うアグニェシカ。しかし調査を進めるうち、彼女は国家が隠蔽してきた体制の嘘と欺瞞という巨大な壁に直面。真実の探求。
ネット上の声
- ワイダ作品最強のヒロイン=アグニェシカ
- ソビエト連邦の国旗を覚えていますか
- タイトルから吸い込まれる〜。
- 歴史の流れを体感しました。
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国ポーランド
- 時間161分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演イエジー・ラジヴィオヴィッチ
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1982年、戒厳令下のポーランド。亡き夫の魂が見守る中、残された妻と未完の裁判が交錯する、幻想的ポリティカル・ドラマ。
1982年、戒厳令が敷かれたポーランド。有能な弁護士アンテクが心臓発作で急死。しかし、彼の魂はこの世に留まり、愛する妻ウラと、彼が担当していた政治犯の裁判の行方を見守り続ける。夫の死に打ちひしがれるウラは、悲しみから逃れるように新たな人間関係を模索。一方、アンテクの後を継いだ老弁護士は、理想と現実の狭間で苦悩。死者の視点から描かれる、残された者たちの葛藤と時代の痛み。彼らの「終わりなき」物語の行方。
ネット上の声
- 今では、よくあるジャンルだろうけど!
- 死後、妻を見守る夫の思い
- 1980年代のポーランド🇵🇱は自由化への動きが始まるものの1981年に政府による
- キェシロフスキ作品は『トリコロール/青の愛』だけを観ていて今作が二作目
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ポーランド
- 時間109分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演グラジナ・シャポーフスカ
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性、政治、そして革命。チョコレートと砂糖にまみれた、過激で甘美なアバンギャルド映画。
物語は二人の女性を軸に展開。一人は「世界で最も純潔な処女」コンテストで優勝し、富豪と結婚するも奇妙な純潔テストに直面するミス・カナダ。もう一人は、カール・マルクスの顔が描かれた船を操り、砂糖と菓子で満たされた船上で革命を謳うアンナ・プラネタ。二つの物語は交わることなく並行して進み、現代社会の偽善や抑圧を痛烈に風刺。排泄、嘔吐、そして死体までもが、グロテスクかつポップなイメージで描かれる衝撃的なシーンの連続。常識を覆す挑発的な表現で、観る者の倫理観を激しく揺さぶる伝説的な問題作。
ネット上の声
- サヴァイヴァル号は重く厳かに進みゆく
- 処女かどうかを鑑定するコンテストで選ばれたミス・ワールドの体験する出来事と、女船
- 【これぞカルト映画のお手本的な狂いっぷり】
- 昔、YouTubeで見た記憶がある作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国フランス,ドイツ,カナダ
- 時間98分
- 監督ドゥシャン・マカヴェイエフ
- 主演カロル・ローレ
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「セリーヌとジュリーは舟でゆく」「美しき諍い女」などで知られるフランスの巨匠ジャック・リベットが、父を殺された姉弟の復讐劇が思わぬ事態へと展開していく様子を描いたサスペンス映画。
研究所に勤めるシルヴィのもとに弟ポールが訪ねてくる。ポールによると、事故死したとされていた姉弟の父は、実は右腕だった男ヴァルサーに殺されたのだという。復讐を急ごうとするポールに代わり、独自の調査に乗り出すシルヴィだったが……。
主人公シルヴィを「冬の旅」「仕立て屋の恋」のサンドリーヌ・ボネール、父殺しの疑いをかけられるヴァルサーをジャン=リュック・ゴダール監督作「パッション」のイエジー・ラジビオビッチが演じ、「モード家の一夜」のフランソワーズ・ファビアンが共演。日本では長らく未公開のままだったが、「もうひとつのジャック・リヴェット傑作選2024」(24年7月10~28日・東京日仏学院)にて初公開。
ネット上の声
- 進行する出来事と家族の謎を解き明かすための過去への逆行
- 《もうひとつのジャック・リヴェット傑作選2024》
- 弟が復讐に燃えて
- こういった適当な企業ミステリーというか、エドワード・ヤンの初期や『月の砂漠』『デ
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国フランス
- 時間173分
- 監督ジャック・リヴェット
- 主演サンドリーヌ・ボネール
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革命の理想に燃える若者たち。神なき時代の虚無が、彼らを狂気と破壊へと駆り立てる、ドストエフスキー原作の衝撃作。
19世紀後半、帝政ロシアの地方都市。革命思想に魅了された若者たちが秘密結社を結成。カリスマ的な指導者スタヴローギンを中心に、社会変革の理想を語り合う日々。しかし、純粋だったはずの情熱は、次第に過激な思想へと変貌。神を否定し、人間性の限界を試すかのような彼らの行動は、嫉妬、裏切り、そして殺人を呼び起こす。理想は虚無に飲み込まれ、町は混乱の渦へ。ポーランドの巨匠ワイダが、ドストエフスキーの難解な長編小説を、舞台劇のような緊迫感で映像化した、人間の魂の深淵を覗き込む問題作。
ネット上の声
- 文豪ドストエフスキーの原作をアンジェイ・ワイダ監督が映画化したディスカッションド
- 原作はドストエフスキーの代表作
- ランベール・ウィルソンが良い
- 原作ファンとして、監督はあまりにも難しい作品を選び過ぎた…と思う、纏めきれていな
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国フランス
- 時間116分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演イエジー・ラジヴィオヴィッチ
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フランスの巨匠ジャック・リヴェットが、「美しき諍い女」に続き再びエマニュエル・ベアールをヒロインに迎えて撮り上げた愛の物語。中年の時計技師とミステリアスな美女との不思議な愛の軌跡を、官能的に描く。共演は「鉄の男」のイエジー・ラジヴィオヴィッチ。
ネット上の声
- エマニュエル・ベアール観たさで、ジャック・リベット監督作品初鑑賞❗️2人は12年
- 中年の時計技師と謎めいた美女が紡ぐ妖艶で官能的な愛の物語
- 「美しき諍い女」監督作品だって云うからさ
- ただ美しければそれで十分
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国フランス
- 時間150分
- 監督ジャック・リヴェット
- 主演エマニュエル・ベアール
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グダニスク造船所のストライキを題材に、当局の意を受け労働者たちに接触する記者の取材を通して連帯運動の経過を描く。『大理石の男』の後日譚として前作の二人を再び主人公に据えた (ラジヴィウォヴィッチは父と息子の二役を演じる)大作で、当時高揚期にあった連帯運動の関係者を出演させるなど、抵抗の歴史と同時代の運動に対するワイダの強い共鳴の意志が見て取れる。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。デジタルリマスター版を上映。
ネット上の声
- 『大理石の男』の続編
- 政治的主張
- アンジェイ・ワイダ監督の81年作で、カンヌのパルム・ドールを受賞した社会派ドラマ
- グダニスク造船所のストライキを題材に、当局の意を受け労働者たちに接触する記者の取
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国ポーランド
- 時間152分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演イエジー・ラジヴィオヴィッチ
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ジャン=リュック・ゴダール監督が、芸術映画の製作に奔走する撮影隊を描いたドラマ。
ポーランド人監督ジェルジーは、レンブラントの「夜警」などの名作絵画を生身の人物で再現する芸術映画「パッション」の撮影に取り組んでいる。しかし満足できる映像が撮れないうちに予算が尽き、製作中止の危機に追い込まれてしまう。ジェルジーは工場従業員イザベルとホテルの主人ハンナという2人の女性の間で揺れ動きながら、映画を完成させるべく奮闘するが……。
「天国の門」のイザベル・ユペールが工場従業員、「マリア・ブラウンの結婚」のハンナ・シグラがホテルの主人を演じた。1982年・第35回カンヌ国際映画祭で、撮影監督ラウール・クタールがフランス映画高等技術委員会グランプリを受賞。
ネット上の声
- 初めましてゴダールさん・映画は芸術再始動
- ゴダール映画を感じるだけに徹すればOK
- 映像的にはハイ・クオリティだが...
- 労働とセックスと愛と。
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国スイス,フランス
- 時間88分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演イザベル・ユペール