全3作品。松尾諭が出演した映画ランキング

通称「尼ロック」と呼ばれる「尼崎閘門（こうもん）」によって水害から守られている兵庫県尼崎市を舞台に、年齢も価値観もバラバラな家族が、さまざまな現実に立ち向かうなかで次第にひとつになっていく姿を描いた人生喜劇。 理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が信条の能天気な父が再婚相手として20歳の早希を連れてくる。ごく平凡な家族だんらんを夢見る早希と、自分より年下の母の登場に戸惑いを見せる優子。ちぐはぐな2人の共同生活はまったく噛み合うことがなかったが、ある悲劇が近松家を襲ったことをきっかけに、優子は家族の本当の姿に気づいていく。 優子役を江口のりこ、早希役を中条あやみがそれぞれ務め、「尼ロック」のごとく家族を守る存在であり自由でロックな生き方をしている父を、笑福亭鶴瓶が演じた。監督は「よしもと新喜劇映画　女子高生探偵　あいちゃん」の中村和宏 。

20年ぶりに集まった冴えない中年男たちが、憧れの彼女の願いをかなえるためライバルを出し抜こうと奔走する姿を描いたスラップスティックコメディ。売れない俳優のキンヤ、振るわない中華レストラン店長のジュンペイ、教員試験を万年浪人中のタロウ、ラブホテルオーナーのアッキーの4人は、大学時代に同じ映研にいた仲間同士。パッとしない毎日を送っていた4人は、学生時代にいきつけだった焼肉屋で20年前に作った映画でヒロインを演じた美里と再会する。4人にとって憧れのヒロインだった彼女は「いまの私にはヤウンペが必要で、ヤウンペがいま一番欲しいもの」だと言う。40歳を過ぎてなお独身の4人は、美里の願いをかなえれば、あわよくば彼女と結婚できるかもしれないと色めきだち、我先にと「ヤウンペ」なるものを探しにでるのだが……。4人の中年を池内博之、宮川大輔、池田鉄洋、松尾諭、ヒロインの美里を蓮佛美沙子が演じる。