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20世紀初頭のシチリア島を舞台に、そこに生きる人々の愛と死、幻想と現実を詩的に描く、4つの物語からなるオムニバス叙事詩。
舞台は20世紀初頭、神話と現実が混在するイタリア・シチリア島。ノーベル賞作家ピランデッロの故郷を巡る旅のように、4つの物語が紡がれる。嫉妬に狂う夫に甕(かめ)に閉じ込められた男の悲喜劇。アメリカから帰郷し、母との再会を夢見る男の旅路。満月の夜に狼に変身すると信じる農民の苦悩。村人たちの対立と和解。シチリアの乾いた大地と灼熱の太陽の下、迷信深くも生命力にあふれた人々が織りなす、愛、憎しみ、生、そして死。それぞれの物語が、人生の不条理さと根源的な美しさを詩情豊かに映し出す、壮大な映像絵巻。
ネット上の声
- 首に鈴をつけ涼やかな鈴音を奏でながら空を舞うカラス🐦⬛˒˒
- 混沌(カオス)の世界に生きる人々の強さ
- イタリア落語「カオスシチリア噺」
- 鈴の音が呼び起こす、四つの寓話
家族、 ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国イタリア
- 時間187分
- 監督パオロ・タヴィアーニ
- 主演マルガリータ・ロサーノ
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第二次大戦下、エーゲ海の孤島に送られたイタリア兵たち。戦争を忘れ、楽園のような日々の中で見つけた人生の宝物。
1941年、第二次世界大戦の最中。イタリア軍の兵士8人が、戦略的に重要でないギリシャの小島へ監視任務のため上陸。しかし、そこは男たちが戦争に駆り出され、女と子供、老人だけが暮らす穏やかな場所。初めは敵対していた兵士と島民たちも、次第に打ち解け、言葉や文化の壁を越えて交流。戦争の現実から隔絶された楽園のような島で、彼らは人間性を取り戻し、愛や友情を育む。しかし、戦争の終わりは、彼らに過酷な選択を迫る。忘れ去られた島での、忘れられないひと夏の物語。
ネット上の声
- これがアカデミー賞受賞作?と思うのですが
- なぜ故郷に人は、戻ろうとするんだろう?
- 人間の幸せと国家の関わり
- のほほん孤島滞在記
戦争
- 製作年1991年
- 製作国イタリア
- 時間90分
- 監督ガブリエレ・サルヴァトレス
- 主演ヴァンナ・バルバ
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トスカーナ地方の名家の4世代にわたる因縁を描くタビアーニ兄弟監督の大河ドラマ。ナポレオンの遠征隊の兵士と土地の娘の悲恋かに始まり、ベネディッテ家では身分違いの恋と兄との確執の歴史が繰り返されていく。その伝説を断ち切ろうと第二次大戦後に隠遁したマッシモを、現代の当主ルイジがトスカーナに訪ねるが……。
ネット上の声
- 時空を超えた愛の行方は…?
- ロミジュリみたいな話かと思ったらガッツリ「お金」についての話で、金銭が齎す繁栄と
- 記憶が殆んど無いが、結構ファンタジックな感じで、タヴィアーニ兄弟の中でも上の方の
- 備忘のために
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間118分
- 監督パオロ・タヴィアーニ
- 主演クラウディオ・ビガリ