-
第二次大戦後、極東ロシアの収容所地帯を舞台に、無垢な少年の生きざまを鮮烈に綴って世界的に絶賛された「動くな、死ね、甦れ!」の続編。監督・脚本はヴィターリー・カネフスキー、製作はカネフスキーとパトリック・ゴドー。撮影は「動くな、死ね、甦れ!」も担当したウラジミール・ボリリャコフで、前作のモノクロームから一転した今回のカラー撮影でも、色彩を極力押さえたモノトーン風の画像を目指した。音楽はボリス・リチコフ。出演は前作に続き、パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワほか。92年カンヌ映画祭審査員賞受賞。
ネット上の声
- 驚くほどポップでパンキッシュムービー
- 祝・カネフスキー作品再上映!その1
- 「動くな、死ね、甦れ!」パートⅡ
- 大人になれなかった少年の末路
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国フランス,ロシア
- 時間97分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演ディナーラ・ドルカーロワ
-
第二次世界大戦が終わり、収容所地帯となったソ連の炭鉱町。12歳の少年ワレルカ(パーヴェル・ナザーロフ)はガリーヤ(ディナーラ・ドルカーロワ)の協力で盗まれたスケート靴を取り返すが、いたずらがバレて学校を退学になる。母親と愛人との関係や何もかもに嫌気が差したワレルカは、ほんの出来心から列車を転覆させてしまう。
ネット上の声
- もし映画の奇跡というものが存在するのなら
- かろうじで映画に収まってしまった傑作!
- 虚構に甦った時代と守護天使の愛の物語
- シネフィルの人らが好きそうな映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ロシア
- 時間105分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演パーヴェル・ナザーロフ
-
カンヌ映画祭受賞を初めとして世界的に絶賛された「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで生きる」に続いて、A・ソクーロフ、A・ゲルマンなどと同じくロシアのレンフィルム出身の作家ヴィターリー・カネフスキーが完成したドキュメンタリー。 サント・ペテルブルクの荒廃した通りで生活する少年たちや、かつてカネフスキーの映画に出演した少年との監獄での再会などを映し出す。ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門正式出品。製作はフランソワーズ・ピローとイエール・フォジール。脚本をカネフスキー、ヴァルヴァラ・クラシルコワが執筆した。撮影を前二作に変わって、ヴァレンティン・シドリンが担当、音響は前作「ひとりで生きる」に続いてクロード・ヴィラン、出演は過去のカネフスキー作品で主役を演じていたパーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、そのほか、実際にモスクワの街頭や鑑別所で暮らす少年少女たちが顔を見せる。
ネット上の声
- 祝・カネフスキー作品再上映!その2
- 現実というのはこうも現実的なのか。
- インタビュアーの軽口には呆れるようなところもあるけれど、歴史的な資料として残して
- カンヌ映画祭受賞を初めとして世界的に絶賛された「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国ロシア,フランス
- 時間84分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演パーヴェル・ナザーロフ
-
長編デビュー作「オリ・マキの人生で最も幸せな日」がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の作品賞に輝いたフィンランドの新鋭ユホ・クオスマネンが、同国の作家ロサ・リクソムの小説を基に撮りあげた長編第2作。
1990年代のモスクワ。フィンランドからの留学生ラウラは恋人と一緒に世界最北端駅ムルマンスクのペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く予定だったが、恋人に突然断られ1人で出発することに。寝台列車の6号客室に乗り合わせたのはロシア人の炭鉱労働者リョーハで、ラウラは彼の粗野な言動や失礼な態度にうんざりする。しかし長い旅を続ける中で、2人は互いの不器用な優しさや魅力に気づき始める。
2021年・第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、グランプリを受賞した。
ネット上の声
- この愛おしさ、微笑ましさ。旅の歓びが詰まった秀作
- 90年代後半のロシアに灯ったほのかな希望。
- 狭い寝台列車の濃密なドラマ
- Romance When You Least Expect It
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フィンランド,ロシア,エストニア,ドイツ
- 時間107分
- 監督ユホ・クオスマネン
- 主演セイディ・ハーラ
-
小国グルジアを舞台に、愛する家族のためについた一つの嘘をめぐって、母娘三代が抱える葛藤と心の絆を優しく描いたドラマ。主演は85歳で映画デビューを果たし90歳目前に出演した本作でも高い評価を受けた「めざめ」のエステル・ゴランタン。監督はこれが長編デビューのジュリー・ベルトゥチェリ。
ネット上の声
- 愛する家族のためについた一つの嘘をめぐって 母娘三代が抱える葛藤と心の絆
- 必見の佳作です、これは嘘でなくホントです
- まるで自分がグルジア人になったかのような
- グルジアのおばあちゃんを思うとき
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間102分
- 監督ジュリー・ベルトゥチェリ
- 主演エステル・ゴランタン
-
20世紀初頭のロシアを舞台に、ブルジョア家庭が密かな欲望のために崩壊していく様子をセピア色の映像で耽美的に描く。監督は、ロシア新世代を代表する「サンクトペテルスブルグ・ブラザー」のアレクセイ・バラバノフ。
ネット上の声
- 最先端の芸術が写真から映画に移り変わりゆく時代のサンクトペテルブルクを舞台に、S
- セピア色の画面のおかげで高級な映画に見える雰囲気は抜群 とにかく映像が綺麗
- 絢爛たる妖艶!元の状態が悪いからか傷も散見されるが、それすらも愛おしい
- どんな人でも心の奥底には他人には言えないような性的嗜好がある...
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ロシア
- 時間93分
- 監督アレクセイ・バラバーノフ
- 主演セルゲイ・マコヴェツキー