1973年にカーネギー賞とガーディアン賞を受賞した、イギリスの作家リチャード・アダムスによる名作児童文学をアニメーション映画化。
英国ハンプシャー州に、サンドルフォード繁殖地というウサギたちの巣穴があった。ある日、そこに棲むウサギで予知能力をもったファイバーが、災害が迫っていると告げる。ファイバーの兄ヘイズルは、ウサギたちの長に避難を提案したものの、とりあってもらえない。そこでヘイズルたちは、何羽かのウサギたちとともにその地を脱出する。しかし、そんな彼らの前には、ウサギにとっては食われるためだけの養兎場や、軍国主義的な統制を敷く繁殖地など、予想だにしなかった世界が待ち受けていた。
旅に出たウサギたちを待ち受ける苦難、人間たちの乱開発により滅びゆく野生動物、外敵との血なまぐさい闘いなどが容赦なく描かれ、ウサギたちの視点を通してシビアな現実社会を映し出す。日本では1980年に夏休み映画として公開され、畑正憲(ムツゴロウ)監修の日本語吹き替え版のみが上映された。2024年には、製作45周年を記念してHDリマスター版・字幕版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 原作小説を初めて読んだのは中学校の図書館で、ソレ以来何度となく読み返してきたリチ
- 原作の小説は、中学生くらいの時に読み、大変感動しました
- 珍しいイギリス製のアニメだが、かなりの名作
- 珍しいイギリス製のアニメだが、かなりの名作
アニメ
- 製作年1979年
- 製作国イギリス
- 時間93分
- 監督マーティン・ローゼン
- 主演ジョン・ハート