-
芥川賞作家・吉田修一が1996年に手がけた同名処女作を自ら脚色し、監督デビューを果たした青春ドラマ。長崎の高校で水泳部に所属している幼なじみの凌雲と圭一郎。高校生活最後の県大会に向けて練習に励む彼らの間に、微妙な空気が流れはじめる。進学のために上京する圭一郎と、実家の酒屋を継ぐと決めた凌雲。今までずっと近くにいた圭一郎が離れて行くことに気持ちがざわつく凌雲は、圭一郎に対して大胆な行動に出る。
ネット上の声
- 心情の描写中心は良い。もっと短くすべき。
- 最後のシーン(だけ?)は秀逸!
- もう少しみたかったわん。
- 原作小説とは別作品
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間28分
- 監督吉田修一
- 主演滝口幸広
-
長編「ブルー・ウインド・ブローズ」がベルリン国際映画祭、「わたくしどもは。」が東京国際映画祭で上映されるなど国内外で注目を集める富名哲也監督が、2013年に発表した短編映画。かつて東京・足立区の北千住にあった火力発電所の4本の煙突、通称「お化け煙突」をモチーフに、女子高生とバス運転手の不思議な恋の物語を描いた。
高校の卒業式の帰り道、ミドリはいつものようにバス停へと向かう。ひそかに思いを寄せているバスの運転手との時間も、その日が最後となる。そして、ミドリを乗せたバスが走り出すが……。
主演は、後に「ケイコ 目を澄ませて」で日本アカデミー賞の最優秀女優賞を受賞する岸井ゆきの。バスの運転手役に川口覚、謎めいた乗客役に玄理。2023年11月に「ブルー・ウインド・ブローズ」と併映で劇場公開。
ネット上の声
- バスってこんなに不気味だったっけ?伊藤潤二作品のようなホラーみのある作品で楽しめ
- 併映された「ブルー・ウインド・ブローズ」よりこちらのショートが先に上映された理由
- 現代の怪談話のような不気味さがありつつも、美しさが溢れる珠玉の短編
- タイトルとポスター?に惹かれて、
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間17分
- 監督富名哲也
- 主演岸井ゆきの
-
香港で大ヒットしたオムニバス映画「十年」の日本版として、10年後の日本を題材に、5人の若手監督がメガホンを取ったオムニバス作品。エグゼクティブプロデューサーを「万引き家族」でパルムドールを受賞した是枝裕和監督が務める。「愚行録」の石川慶監督が、政府の徴兵制の告知キャンペーンを担当する青年と老デザイナーを描いた「美しい国」のほか、国家戦略IT特区となった田舎町の小学校を舞台にした「いたずら同盟」(木下雄介監督)、亡くなった母がネット上に遺したデータに一喜一憂する女子高生を描く「DATA」(津野愛監督)、75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する新制度を描いた「PLAN75」(早川千絵監督)、大気汚染によって地下への移住を強いられて地上の世界を夢見る少女を描く「その空気は見えない」(藤村明世監督)の5作品から構成。国際共同製作プロジェクトとして、タイ版、台湾版も製作。
ネット上の声
- どうひいき目に見ても、今年のワースト邦画
- 話ごとのクオリティの差が大きい
- 十年後の未来は、明るいのか?
- 日本の10年後の重苦しい空気感
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督早川千絵
- 主演川口覚
-
フランスの文豪エミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」を翻案し、舞台を現代日本に置き換えて映画化。情夫との愛欲に溺れ、夫を亡きものにしようとした妻のたどる顛末を描いたメロドラマ。病弱な夫と味気ない結婚生活を送っていた妻は、2人の幼なじみでもある男と不倫関係にあった。妻は男と結託し、偶然を装って夫を溺死させようとする。しかし、夫を湖に突き落とそうとした時、乗っていたボートが3人もろとも転覆。なんとか岸にたどり着いた妻と男は、湖畔のラブホテルに宿をとり、情欲にふけりながら夫の溺死体があがるのを待つことにする。女優の山田真歩が主演し、自身初の激しい濡れ場にも挑んだ。不倫相手の男役に渋川清彦、夫役に川口覚。「かぞくのくに」「夏の終り」「楽隊のうさぎ」といった作品を手がけてきた映画プロデューサーの越川道夫が初監督を務めた。
ネット上の声
- 大学生のサークル映画
- 山田真歩さんよかった
- 山田真歩の魅力全開!
- 純文学/戯曲的
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督越川道夫
- 主演山田真歩