神々の怒りを鎮めるため、王は実の娘を生贄に捧げるのか。トロイア戦争前夜に描かれる、究極の選択と悲劇。
古代ギリシャ、トロイア遠征を目前に控えた港町アウリス。ギリシャ連合軍の総大将アガメムノン王は、風が止み、船が出せないという事態に直面。それは、彼が狩りで女神アルテミスの聖なる鹿を殺したことへの神罰だった。神の怒りを鎮め、順風を得るための唯一の条件は、アガメムノンの最愛の娘イフゲニアを生贄に捧げること。国の未来か、娘の命か。究極の選択に苦悩する父。何も知らず、英雄アキレウスとの結婚を信じて母と共にやって来るイフゲニア。国家という大義の前に、一個人の命が翻弄される悲劇。
ネット上の声
- タチアナ・パパモスク―
- 遺跡が山ほどある国なので撮影場所が素晴らしいし、衣装や小道具なんかも本当にこんな
- 古代ギリシャの詩人エウリピデスの有名な悲劇の映像化
- エウリピデスの悲劇をカコヤニスが脚本・監督
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ギリシャ
- 時間127分
- 監督マイケル・カコヤニス
- 主演イレーネ・パパス