「暗殺の森」「ラストタンゴ・イン・パリ」などで知られるイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが、1970年に手がけた長編監督第4作。ラテンアメリカ文学の鬼才ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」に収められている「裏切り者と英雄のテーマ」を原作に、物語の舞台を北イタリアの架空の町に置き換えて描いた。ファシストによって暗殺された父の死の真相を探るべく、アトスは北イタリアの田舎町を訪れる。この町で父は英雄的存在になっており、謎は少しずつ解明していくが、そこには意外な事実が待ち受けていた。ジュリオ・ブロージが若き日の父と息子の2役に挑戦し、「第三の男」のヒロイン役で知られるアリダ・バリが父の愛人役を演じた。日本では1979年に劇場初公開。2018年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 二度うたた寝をしてやっと最後まで見きった
- 心を“抹殺”されていくマルチェロ
- 映画史に残るベルトルッチの傑作
- ボルヘス原作、硬質なミステリー
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イタリア
- 時間99分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演ジュリオ・ブロージ