英雄か、裏切り者か。父の死の真相を追う息子が、ファシズムの時代に仕掛けられた巨大な嘘と対峙するミステリー。
舞台は1930年代、ファシズム政権下の北イタリアの架空の町「タラ」。主人公は、反ファシストの英雄として暗殺された父の真相を探るため、この町を訪れた息子アトス。父の元愛人から死の真相解明を依頼されたことをきっかけに、彼は調査を開始。しかし、町の住民たちは誰もが口を閉ざし、英雄と讃えられる父の像とは裏腹に、裏切りと欺瞞の影が渦巻く。過去と現在が交錯する幻想的な映像の中、アトスは父が仕掛けた驚愕の「オペラ」の真相に迫っていく。
ネット上の声
- 二度うたた寝をしてやっと最後まで見きった
- 心を“抹殺”されていくマルチェロ
- 映画史に残るベルトルッチの傑作
- ボルヘス原作、硬質なミステリー
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イタリア
- 時間99分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演ジュリオ・ブロージ