全8作品。丘みつ子が出演した映画ランキング

イーハトーブの豊かな自然に抱かれた分校。新任教師と純粋な子供たちが紡ぐ、一年間の心の交流と成長の記録。

岩手県の山間にある小さな分校。赤い屋根が印象的なその学び舎に、若い新任教師が赴任。豊かな自然の中で、個性あふれる子供たちとの日々が始まる。春の山菜採り、夏の川遊び、秋の収穫祭、そして厳しい冬。季節の移ろいと共に深まる教師と生徒の絆。子供たちの目を通して描かれる生命の輝きと、自然への畏敬。イーハトーブの風土の中で育まれる、かけがえのない時間と心の成長の物語。

田舎から上京したコンプレックスの塊の女子高生。都会の片隅で本当の自分を見つける、ほろ苦い青春物語。

1980年代、静岡の港町。高校生の麦子は、自分の容姿に強いコンプレックスを抱く内気な少女。卒業後、叔母を頼って東京での生活を開始。華やかな都会の空気に気圧されながらも、専門学校に通い、アルバイトに励む日々。そこで出会う様々な人々との交流。孤独や戸惑いの中で、彼女が少しずつ見つけ出す自分らしさ。一人の少女がコンプレックスを乗り越え、ささやかな一歩を踏み出すまでの繊細な心の記録。

1970年代、大阪のスラム街。貧困と差別に喘ぐ子供たちと、一人の熱血教師が紡ぐ、涙と希望の教育実践記録。

舞台は1970年代の大阪。通称「どぶ川」と呼ばれる地域に存在する、貧困と差別が渦巻く小学校の分校。そこに赴任してきた新米教師、的場。彼が受け持つのは、家庭環境に恵まれず、勉強どころか日々の生活にも苦しむ子供たち。文字の読み書きもままならない子、親の仕事を手伝うために学校を休みがちな子。的場は、そんな子供たち一人ひとりと真正面から向き合い、彼らが抱える問題の根源に迫っていく。理想と厳しい現実の狭間で葛藤しながらも、子供たちと共に成長していく教師の姿を描いた、感動の物語。

仁義なき組織に牙を剥く一匹狼。裏切りと復讐の果てに待つ、衝撃の関東破門状。

舞台は戦後の混乱が続く関東。あるヤクザ組織に忠誠を誓った男が、突如として理不尽な「破門状」を叩きつけられる。信じていた親分からの裏切り。それは、組織内の巨大な陰謀の始まりだった。全てを失った男は、己の汚名をそそぎ、裏切り者たちに鉄槌を下すため、たった一人で巨大組織に立ち向かうことを決意。仁義が地に落ちた世界で、彼の孤独な戦いが今、始まる。果たして彼は、自らの正義を証明し、復讐を遂げることができるのか。

仁義なき関東一円、一匹狼の渡世人が斬る！裏切り渦巻くやくざ社会で、己の筋を通す男の生き様。

舞台は昭和の関東地方。縄張りを巡る抗争が絶えない、やくざの世界。特定の組に属さず、義理と人情を重んじて各地を渡り歩く一人の流れ者。とある宿場町で、悪徳な新興やくざ組織が善良な一家を苦しめている現場に遭遇した彼は、見て見ぬふりができず、争いに身を投じる。しかし、巨大な組織は次々と非情な刺客を送り込んでくる。警察にも追われ、四面楚歌の状況。信じられるのは己の腕だけ。男は己の「筋」を貫き通すため、命を賭けた壮絶な戦いに挑む。血煙の果てに、流れ者が掴むものとは。

「関東流れ者(1971)」に続く「関東」シリーズ第2作。脚本は「新・ハレンチ学園」の鴨井達比古、「非行少年　若者の砦」の来栖三郎、助監督の伊地智啓の共同執筆。監督は「女子学園　ヤバい卒業」の沢田幸弘。撮影は「男の世界」の山崎善弘がそれぞれ担当。

「渡世一代」の浅野辰雄がシナリオを執筆し、「だれの椅子？」の森永健次郎がメガホンをとった青春もの。撮影は「禁断の果実」の山崎善弘が担当した。沖雅也は新人。本名が木本明。昭和二十四年、大分市生れ、四三年丘みつ子の相手役募集コンテストに合格、日活入り。身長一八三センチ、体重七三キロ。バスケットボールで国体出場のスポーツマン。