1930年代、人種差別が渦巻くアメリカ南部。正義を信じる弁護士の父と、その姿を見つめる娘の忘れがたき夏の物語。
舞台は1930年代、大恐慌下の米国南部アラバマ州。幼い兄妹スカウトとジェムは、誠実な弁護士である父アティカスのもとで伸び伸びと暮らしていた。しかし、町の平穏は一つの事件によって破られる。白人女性への暴行容疑で黒人青年トムが逮捕され、父アティカスがその弁護を引き受けたのだ。人種的偏見が根強い町で、黒人を弁護するアティカス一家に向けられる冷酷な視線と敵意。それでもなお、父は自らの信念を曲げず、法廷で真実を明らかにしようと奮闘する。子供たちの純粋な目を通して描かれる、社会の理不尽さと人間の良心。父が命がけで守ろうとした正義の行方。
ネット上の声
- グレゴリー・ペック演じる父親がとにかく最高。人種差別という重いテーマを扱いながらも、子供たちの視点で描かれるから温かみがある。いつまでも色褪せない、まさに不朽の名作。
- 裁判のシーンは息をのんだ。お父さんがカッコよすぎる!原作も読んでみたくなった。
- 確かに良い映画だけど、今の時代に見ると前半は少しテンポが遅く感じるかも。法廷シーンは見応えあった。
- 心に残る素晴らしい映画でした。
人種差別、 社会派ドラマ、 裁判・法廷
- 製作年1962年
- 製作国アメリカ
- 時間129分
- 監督ロバート・マリガン
- 主演グレゴリー・ペック