1950年代末ニューヨーク、ビートニクスの若者たち。人種の狭間で揺れる三兄妹の魂の彷徨を描く、即興的青春譜。
舞台は1950年代末、ビート・ジェネレーションが渦巻くニューヨーク。マンハッタンのアパートで暮らす黒人の三兄妹。ナイトクラブで歌う長男ヒュー、定職に就かない次男ベン、そして白人に見えるほど肌の色の薄い妹レリア。自由奔放に生きるレリアは、白人男性トニーと恋に落ちる。しかし、彼女が黒人であることを知ったトニーの態度は豹変。この出来事が、兄妹それぞれの心に深い影を落とす。人種という見えない壁に直面した彼らが、もがきながら見つけようとする自分の居場所。即興演出が生み出す、生々しい若者たちの肖像。
ネット上の声
- 人種の坩堝、ニューヨークの雑踏を行き交う人々の姿をドキュメンタリータッチで捉える
- 1959年NY、若者の生態、苦悩を活写
- 都市の匂い、そこに生きる若者たち
- 即興演出によるリアルな空気感
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国アメリカ
- 時間81分
- 監督ジョン・カサヴェテス
- 主演レリア・ゴルドーニ