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戦後の東京、クリーニング店を営む福原家。次々と不幸が襲う中、家族を支え続けた母の愛と、その子供たちの成長の記録。
昭和25年、戦後の復興期にある東京・大田区。福原家は、父と母、そして4人の子供たちでクリーニング店を営む、ごく普通の家族。しかし、長男の病死をきっかけに、一家には次々と不幸が降りかかる。働きづめの父の急逝。残された母・正子は、女手一つで店を切り盛りし、子供たちを育てていく決意。長女のナレーションで淡々と語られる、貧しくも懸命に生きた家族の日常。成瀬巳喜男監督が描く、日本の「母」の姿と家族の絆の物語。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男監督の代表作は、本作3年後の1955年の「浮雲」とされるようですが、本作こそ代表作にふさわしい作品と思います 大好きな作品です
- 苦労を重ねながら堅実に生きる、そんな日本のおかあさんの実像を描く成瀬演出の確かさと美しさ
- 成瀬監督が描く、“我慢”の世界が心を打つ
- 加東大介 まさに此の役 面目絶妙
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演田中絹代
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戦後の横須賀、米軍基地の残飯で豚を育てるヤクザたち。欲望と暴力が渦巻く港町で生きるチンピラの青春。
舞台は米軍基地のある港町、横須賀。チンピラの欣太は、組の命令で米兵の残飯を餌に豚を育てる「豚ビジネス」に没頭。恋人・春子との将来を夢見るも、ヤクザたちの抗争と裏切りに翻弄される日々。金と暴力、そしてアメリカへのコンプレックスが渦巻く街。巨大な利権を巡る争いが激化する中、欣太は自らの生き方を賭けた大きな決断を迫られる。エネルギッシュな社会風刺劇。
ネット上の声
- 前半ちんぴらヤクザもの後半パニックホラー
- 題名の豚と軍艦とは何を意味しているのか
- 厳況を打破する情熱・純愛・パワー!
- やっとみれた「幻の名画」でした、、、
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督今村昌平
- 主演長門裕之
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戦後間もない雪国の町を舞台に、警察官たちが庶民のささやかな事件に寄り添う、心温まるヒューマンドラマ。
舞台は昭和20年代、冬の福島県会津若松。新米の吉井巡査をはじめとする町の警察官たちは、権力者ではなく、町の人々と共に生きる心優しき存在。嫁姑問題、子供の家出、貧困による窃盗など、町で次々と起こる人間臭い事件の数々。法律だけでは割り切れない人々の悩みや悲しみに、吉井巡査たちは真摯に向き合う。日々の出来事を通して、警察官として、一人の人間として成長していく彼らの姿。
ネット上の声
- 「田舎警察・人情派」〜天才子役の名演に涙
- 若き日の宍戸錠、三國連太郎 等が 出演。
- それにしても、いい警察署、いい警察官
- 戦後間も無い地方都市の悲喜こもごも
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督久松静児
- 主演三島雅夫
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高度経済成長期の日本、夢と現実の狭間で揺れる若者たちの青春群像劇。
高度経済成長に沸く1960年代の日本。未来への希望を抱きながらも、社会の現実に直面する若者たち。広告代理店に勤める主人公は、仕事や恋愛に悩み、自分の進むべき道を見失いかける。仲間たちとの交流、ライバルとの競争、そして淡い恋。時代の熱気の中で、彼らは何を見つけ、何を選ぶのか。それぞれの夢と挫折が交錯する青春の日々。やがて訪れる、未来を左右する大きな決断の時。
ネット上の声
- 美人のメガネが正義なわけ
- 瑞々しい演出
- 愛すべき小品
- 面白いです
恋愛、 コメディ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督中平康
- 主演石原裕次郎
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一人の男と二人の妻。愛と偽りの限界に挑む、スリリングな心理ドラマ。
舞台は現代日本。二人の妻、純子と鮎子を巧みに欺き、二重生活を送る男、次郎。完璧だったはずの日常に、ある日、綻びが生じ始める。妻たちの些細な疑念が、やがて彼の築き上げた嘘の城を揺るがす脅威へと変わる。愛する二人の女性を失いたくない一心で、嘘を重ねる次郎。しかし、その嘘は彼自身を蝕み、三人の関係を破滅へと導いていく。逃れられない運命の対峙が迫る中、彼が下す最後の決断。
ネット上の声
- 若尾文子と岡田茉莉子、絶頂期の二人
- 和風美人と洋風美人
- 増村保造監督作品
- 一人の男性を愛する対照的な二人の女性の生き様や運命の皮肉を描いた、増村保造監督の
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
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乱世に咲く一輪の花、政略結婚に翻弄される姫君の運命と、彼女を巡る男たちの熱き戦い。
時は戦国、北条家の居城・鳳城。天下統一の野望が渦巻く中、一人の姫君が政略の駒として嫁ぐことに。許嫁への淡い恋心を胸に秘め、見知らぬ武将のもとへ向かう姫。しかし、彼女の嫁入りは、敵対する勢力間の束の間の和平に過ぎなかった。城内外に渦巻く裏切りと陰謀、そして姫を奪い返さんと立ち上がる若き武者たち。愛か、使命か。自らの運命を切り開くため、姫が下す決断とは。血で血を洗う戦乱の世を舞台に、一人の女性の気高い生き様と、彼女をめぐる男たちの激しい情念が交錯する、壮大な時代劇ロマン。
ネット上の声
- これぞ日本映画シネマスコープ第1号!!
- これは素晴らしい!
- 主人公は若殿で、アウトローでもないし、アナキズムの要素も一切なくて、自分の特別好
- めちゃくちゃ好きなタイプのロマンティック・コメディに豪華なスタジオセットと上質な
時代劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督松田定次
- 主演大友柳太朗
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山上伊太郎の原案を「大阪物語」の依田義賢が脚色、「浪人街(1957)」のマキノ雅弘が監督した異色時代劇。かつて同じマキノ雅弘が映画化、今回は二度目である。撮影は「抜打ち浪人」の伊藤武夫。主演は「抜打ち浪人」の大友柳太朗、「さよなら港」の堀雄二、「ふたり大名」の千原しのぶ。ほかに風見章子、徳大寺伸、杉狂児など。
ネット上の声
- 大友柳太朗のブッ壊れぶり
- 最後のシーンが見もの
- 大友先生、発狂す!
- 武士と庶民の価値観
時代劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督マキノ雅弘
- 主演大友柳太朗
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伊藤永之介の原作を「月夜の傘」のトリオ、井手俊郎が脚色、久松静児が監督、姫田真佐久が撮影を担当した。主なる出演者は「未成年」の伊藤雄之助、安部徹、芦川いづみ、「続・薩摩飛脚」の三島雅夫、「江戸一寸の虫」の三國連太郎、新珠三千代、「朝霧(1955)」の左卜全など。
ネット上の声
- 随分民家の近くを奔るSLだなあ~
- 前作よりもとっちらかってた。
- 久松静児監督作品!
- 続警察日記とあるが、前作の警察日記の世界とは全く違い、何の感動も面白みもなかった
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督久松静児
- 主演三島雅夫
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高畑勲監督が東映動画時代の1968年に手がけた長編デビュー作。深沢一夫による人形劇の戯曲「春楡の上に太陽」を原案に、太陽の剣を託された勇敢な少年ホルスが悪魔に立ち向かう姿を描く。人里離れた自然の中で父と暮らす少年ホルスは、狼の群れに襲われたところを岩男モーグに助けられ、モーグの肩に刺さっていた太陽の剣を譲り受ける。父を亡くしたホルスは遺言に従い、人々が暮らす村を目指して旅に出るが、その途中で恐ろしい悪魔グルンワルドに捕らえられ、崖から突き落とされてしまう。村に流れ着いたホルスは村人たちを悩ませていた大カマスを退治し、一躍村の英雄となる。ある日、廃墟の村で孤独な少女ヒルダと出会ったホルスは、彼女を村に連れて帰るが……。場面設計・美術設計・原画を宮崎駿、作画監督を大塚康生、原画を森康二が担当。1968年夏の「東映まんがパレード(東映まんがまつり)」の1編として公開された。
ネット上の声
- 高畑・宮崎コンビ最高作品、超美形ヒルダ。
- 高畑・宮崎ふたりの「出発点にして訣別点」
- ♪むかしむかし、かみさまが言いました〜
- 当時としてはスゴかっただろうが
アニメ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督---
- 主演平幹二朗
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ネット上の声
- 確かに下山事件には謎が多いよなあ~
- 脅えるサンドイッチマンと1950年東京
- 脅えるサンドイッチマンと1950年東京
サスペンス
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督鈴木英夫
- 主演宇野重吉
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南条範夫の原作を、「柳生武芸帳 片目の忍者」の高田宏治が脚色、「右京之介巡察記」の長谷川安人が監督した時代劇。撮影もコンビのわし尾元也。
時代劇
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督長谷川安人
- 主演大川橋蔵
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「一匹狼(1960)」の滝口速太の脚本を、「拳銃無頼帖 不敵に笑う男」の野口博志が監督した赤木圭一郎のアクション・ドラマ。撮影は「俺は流れ星」の永塚一栄。
アクション
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督野口博志
- 主演赤木圭一郎
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春秋プロ第一回作品。「混血児」「ひろしま」のコンビ八木保太郎(日の果て)と関川秀雄が原作構成、監督をそれぞれ担当している。脚本も「混血児」の片岡薫。撮影は浦島進である。出演者は「女の園」の望月優子、「秩父水滸伝」の三島雅夫、「旗本退屈男 どくろ屋敷」の東野英治郎、「ひろしま」の月田昌也、「蟹工船」の中原早苗のほか、俳優座の岸輝子、阿部寿美子、前進座の松山英太郎など劇壇人が出演している。
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督関川秀雄
- 主演望月優子
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1968年、東京・府中で実際に起こった「3億円事件」の犯人が18歳の女子高生だったらという大胆な仮定をもとに、その女子高生の初恋の思い出を描いた宮崎あおい主演の青春ドラマ。監督は、林海象などの助監督を務めた後に「tokyo skin」(96)を発表し、それ以来の長編となる塙幸成。共演に小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、藤村俊二ら。
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督村山知義
- 主演滝沢修