東日本大震災の記憶を胸に抱えながら母となった女性が、被災地である故郷へ戻る姿を描いたヒューマンドラマ。
子育てに追われる元写真家の理子奈は東北の被災地出身で、震災で家族が離散した過去があった。理想的な家族をつくることに執着する彼女は、夫・知久と衝突することも多い。ある日、父親のように慕って師事していた写真家・浩志が、情勢が緊迫しているベラルーシへ取材に行くとの連絡が入る。父親を失うような気持ちでいる時に夫の浮気を知った彼女は、苦悩する中で自分が本当にするべきことは何かと考え、東北の被災地へと車を走らせる。
「アルプススタンドのはしの方」の中村守里が主人公・理子奈、「大和(カリフォルニア)」の内村遥が夫・知久を演じる。監督は、福島県相馬市出身で震災をきっかけに故郷の映像を撮りはじめ、2015年にドキュメンタリー映画「自然と兆候 4つの詩から」を手がけた岩崎孝正。
ネット上の声
- 何でも震災のせいにしないで下さいね
- こりゃあひでぇわ!
- 2023年12月23日横浜シネマリンにて岩崎孝正監督、中村守里舞台挨拶回を鑑賞
- 過去の経験が故に理想を求めてることによって壊れていく家庭は切ない
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督岩崎孝正
- 主演中村守里