全4作品。前川紘毅が出演した映画ランキング

エイベックスが同社の新人俳優やアーティストを起用し製作する青春映画シリーズ「ニュースター・シネマ・コレクション」の第2弾。高校生活最後の夏、美大への進学をあきらめきれない陽介は、最後のチャンスとなる女子の人物画のモデルを探していた。ある日、夜間部の教室で出会った少女ルミにモデルを志願され、陽介は絵を描いていくうちに、自由奔放なルミにひかれていく。「真夏のオリオン」の篠原哲雄監督がメガホンをとり、人気グループ「AAA」（トリプルエー）の與真司郎が初主演を務める。

ノーベル賞作家アンドレ・ジイドの「田園交響楽」を翻案した悲恋物語。神奈川県藤沢市出身の葉山陽一郎監督が、舞台を地元の鎌倉に置き換えて描いた。学校からドロップアウトした子どもたちを儒教の教えをもとに更生させる私塾を開いた神野智明は、親に虐待され、犬小屋で犬と一緒に生活していた目の不自由な少女・百合絵を引き取る。やがて美しく知的な女性へと成長した百合絵は手術を受け、目が見えるようになる。しかし、目を開いた直後に何かを見た百合絵は川に身を投げてしまう。

養護施設で働く主人公と軽度の知的障害を持つ少年の友情を描いた北島行徳の小説「バケツ」を、前川清の長男でシンガーソングライターの紘毅と演歌歌手の徳永ゆうき主演で映画化。養護施設で働くことになった神島は軽度の知的障害を持ち、盗癖のある「バケツ」というあだ名の15歳の少年と出会う。母親から虐待を受け、捨てられて施設に入ったバケツは、唯一の兄弟からも見放され、施設からも追い出されてしまう。神島はそんなバケツを引き取り、面倒をみることになるのだが……。神島役を紘毅、バケツ役を徳永がそれぞれ演じる。監督は小林政広、本木克英作品などで助監督を務め、本作が監督デビューとなる石田和彦。