独裁政権末期のルーマニア。友人の違法な中絶手術を手伝う女子大生の、息詰まる恐怖の一日を描く衝撃作。
1987年、チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。大学生のオティリアは、ルームメイトのガビツァが望まぬ妊娠をしたことを知る。中絶が法律で固く禁じられた社会で、二人は闇の堕胎手術を手配。約束の時間になっても現れない執刀医、増えていく嘘、そして密告の恐怖。ただ友人を助けたい一心で奔走するオティリアを待ち受ける、あまりにも過酷な現実と道徳的ジレンマ。観る者の神経をすり減らす、緊迫のサスペンス。
ネット上の声
- ルーマニアに唐突に現れ、大体の映画祭で結果を残している名匠、クリスティアン・ムン
- 異色で斬新なのは、実にパルムドールらしい
- 社会がどうあるべきか考えさせられる作品
- これって・・・映画の中の映画だと思う
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国ルーマニア
- 時間113分
- 監督クリスティアン・ムンジウ
- 主演アナマリア・マリンカ