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戦後ローマでたくましく生きる市井の人々と権利を渇望する女性たちの姿を描き、2023年のイタリア国内興行収入第1位を記録したドラマ。「ジョルダーニ家の人々」などで知られるイタリアのコメディアンで俳優のパオラ・コルテッレージが初メガホンをとり、自ら主演を務めた。
1946年5月。ローマにある半地下の家で家族と暮らすデリアは、夫イヴァーノの暴力に悩まされながらも意地悪な義父の介護や家事をこなし、さらに複数の仕事を掛け持ちして家計を助けている。過酷な毎日を送る彼女にとって、市場で青果店を営む友人マリーザや自動車工のニーノと過ごす時間だけが心休まるときだった。母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を自宅に招いて昼食会を開くことに。そんなある日、デリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く。
夫イヴァーノ役に「おとなの事情」のバレリ・オマスタンドレア。「イタリア映画祭2024」では「まだ明日がある」のタイトルで上映。
ネット上の声
- 戦後のイタリア、女性の立場がこんなに弱かったなんて。前半は見てて辛いけど、最後の展開にはマジで鳥肌!希望をもらえた。
- 前半のモヤモヤを吹き飛ばすラストが最高!スカッとした!
- そう来たか!w
- テーマは良い。ただ、オチが少し出来過ぎな気もしたかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督パオラ・コルテッレージ
- 主演パオラ・コルテッレージ
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1969年、イタリアを震撼させた広場爆破事件。一人の警視が、国家を揺るがす巨大な陰謀の真相に迫る社会派サスペンス。
1969年12月12日、ミラノ。フォンターナ広場の銀行で爆弾が炸裂し、多くの犠牲者が出る。世論がアナーキストの犯行を疑う中、捜査を担当するカラブレージ警視は、事件の裏に潜む不自然な点に気づく。これは単なるテロではない。国家そのものを揺るがす、巨大な陰謀の始まりだった。極右、諜報機関、そして政府。誰が嘘をつき、誰が真実を隠しているのか。正義を信じる一人の男が、見えざる敵との孤独な戦いに身を投じる。
ネット上の声
- 日本が五輪と万博ではしゃいでいた頃の話。
- う~ん、これはパンフが欲しい~~~。
- 東西陣営がイタリアで鬩ぎ合っていた頃
- 一瞬も気を抜けないテンポの映画です
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国イタリア
- 時間129分
- 監督マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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夢に破れた36歳パンクロッカーが実家へ帰還。崩壊寸前の家族をかき乱すビターコメディ。
ローマで活動するパンクロッカーのステファノ、36歳。バンドは解散、恋人にも去られ、彼は全てを失い故郷の実家へと逃げ帰る。しかし、そこは彼の知る平穏な場所ではなかった。父はうつ病を患い、母はスピリチュアルに傾倒、エリートだったはずの兄は経営する会社が倒産寸前。ステファノという異物の帰還は、偽りの平和を保っていた家族のメッキを剥がし、隠されていた問題が次々と噴出。イタリアの地方都市を舞台に、再生をかけた家族の崩壊と再構築を皮肉と愛情たっぷりに描く。
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国イタリア
- 時間105分
- 監督ジャンニ・ザナージ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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G8サミットで起きたIMF専務理事の謎の死。世界の運命を握る沈黙の告白、知的サスペンス。
ドイツの高級ホテルで開かれるG8サミット。そこに招かれたのは、各国の首脳たちと、なぜか一人のイタリア人修道士ロベルト・サルス。サミットの最中、国際通貨基金(IMF)の専務理事ロシェがサルスに秘密の告白をしたいと申し出る。そして翌朝、ロシェはビニール袋を頭にかぶった姿で死体となって発見された。警察は自殺と断定するが、各国の首脳たちは、ロシェが世界経済を揺るがす重大な秘密をサルスに打ち明けたのではないかと疑う。告解の秘密を守り沈黙を貫く修道士と、彼から情報を引き出そうとする権力者たち。静かなホテルで、世界の未来を賭けた心理戦が始まる。
ネット上の声
- 支持率低迷に悩むイタリア最大の野党の党首エンリコが選挙を目前に控えたある日突然ロ
- タイトルとジャケデザインが私を呼んでいる〜シリーズ○作目😆
- なぜ別題を正式タイトルにしなかったのか?
- イタリア映画は人生を語る。
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間94分
- 監督ロベルト・アンドー
- 主演トニ・セルヴィッロ
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2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 夜にお酒飲みながら観てたら、猛烈に睡魔に襲われたので、あんましないけど日を分けて
- 派手に盛り上がるタイプの映画ではないけど、元ボスの息子を救おうとする老ギャングた
- 元ギャングの父親を持つ青年は脅迫を受け、さらには悪徳警官たちに圧力をかけられてし
- 【第80回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2023年
- 製作国イタリア
- 時間126分
- 監督ステファノ・ソッリマ
- 主演ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
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「イタリア映画祭2024」(2024年5月1~6日=東京・有楽町朝日ホール/5月18、19日=大阪・ABCホール)上映作品。「EUフィルムデーズ2024」(24年12月14~27日=東京・シアター・イメージフォーラム)上映作品。
ネット上の声
- 100%の幸福なんてない。でもね、ちょっぴりでも幸せになって生き直すことができたとしたら・・・どうかな?
- 「おとなの事情」のパオロ・ジェノヴェーゼ監督の新作
- 『おとなの事情』パオロ・ジェノヴェーゼ監督の新作
- 選択肢を前に逡巡する姿を通して我々は何を感じるか
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア
- 時間121分
- 監督パオロ・ジェノヴェーゼ
- 主演トニ・セルヴィッロ
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気弱で冴えない深夜バスの運転手が、バスに飛び込んできた女泥棒によって大金の争奪戦に巻き込まれる姿を描いたイタリア製クライムサスペンス。ポーカーで負けた借金の返済を迫られているフランツの運転する深夜バスに、裸足の美女レイラが飛び込んでくる。元カレに追いかけられているいうレイラだったが、実は彼女の正体は泥棒で、ある男から盗んだパスポートに仕込まれていたマイクロチップのせいで、シークレットサービスから追われていたのだった。マイクロチップと400万ドルの札束をめぐる争奪戦に巻き込まれたフランツとレイラは、執拗に迫ってくる追っ手から逃げ続けるが……。「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」のジョバンナ・メッツォジョルノと、「甘き人生」のバレリオ・マスタンドレアというイタリアで人気の役者が共演。日本で劇場未公開だったイタリア映画を上映する「Viva!イタリア vol.4」(2018年6月23日~ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)で劇場公開。
ネット上の声
- 最後の最後まで楽しませてくれました
- 伏線がどんどん回収されていく!
- 掘り出しもんш(°┏Д┓°)ш
- 無名だがなかなか良い作品。
サスペンス
- 製作年2007年
- 製作国イタリア
- 時間105分
- 監督ダヴィデ・マレンゴ
- 主演ジョヴァンナ・メッツォジョルノ
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「イタリア映画祭2022」(2022年4月29日~5月4日=東京・ユーロライブ/5月14、15日=大阪・ABCホール/5月中旬~=オンライン配信)上映作品。
ネット上の声
- 流石に都合良過ぎるだろと思いつつも、原作が漫画である事、マネッティ・ブラザーズ彼
- かっちょいい✨
- イタリア映画祭の時に知って見たいと思っていてマネッティブラザーズ特集上映でようや
- 「ニューシネマ・ パラダイス」を観に行ったらチケット取れてなくて、代わりにポール
アクション
- 製作年2021年
- 製作国イタリア
- 時間134分
- 監督アントニオ・マネッティ
- 主演ルカ・マリネッリ
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「イタリア映画祭2025」(2024年5月1~6日=東京・有楽町朝日ホール/5月10、11日=大阪・ABCホール)上映作品。
ネット上の声
- 主演のマスタンドレアはどれだけ歩き走り泳いだんだろう?
- 【第81回ヴェネツィア映画祭 オリゾンテ部門出品】
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国イタリア
- 時間88分
- 監督ヴァレリオ・マスタンドレア
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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ローマのカフェに座る謎の男。どんな願いも叶える代償は、彼が命じる「お題」の実行。あなたの欲望は、善か、悪か。
ローマの片隅にあるカフェ「ザ・プレイス」。その奥の席に、一人の男が一日中座っている。彼の前には、様々な願いを抱えた人々が次々と訪れる。息子を癌から救いたい父親、美貌を取り戻したい女性、神の存在を感じたい修道女。男はどんな願いも叶える力を持つが、そのためには彼が指示する「お題」を遂行しなければならない。その内容は、強盗、爆弾の設置、少女の誘拐など、倫理や法を逸脱したものばかり。願いを叶えるため、人々は究極の選択を迫られる。彼らの行動が交錯し、思いもよらぬ運命の連鎖を生み出していく、予測不能な密室劇。
ネット上の声
- 自分の幸せはきっと他人の不幸の山で築かれている
- 願いを叶えるために魂を売る人間の弱きことよ
- 観終わってから、ポスターのサブタイトル見て
- 「笑ゥせぇるすまん」ではない宗教対話劇
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国イタリア
- 時間101分
- 監督パオロ・ジェノヴェーゼ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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たったひとつの過ちから人生を崩壊させていく男の姿を通し、現代社会に生きる人々の不安定さを浮き彫りにした人間ドラマ。40歳のジュリオは妻や子どもたちに囲まれて順風満帆な人生を歩んできたが、職場の同僚と不倫していたことが妻に知られ、家を出ることに。しかし新しい住まいはなかなか見つからず、彼を取り巻く状況は次第に深刻さを増していく。出演は「スズメバチ」のバレリオ・マスタンドレア、「ココ・シャネル」のバルボラ・ボブローバ。「イタリア映画祭2013」にて「綱渡り」のタイトルで上映され、14年に「幸せのバランス」の邦題で劇場公開。
ネット上の声
- 後先考えず、離婚して家を出れば済む話と軽く考えた主人公に「?」とイライラ
- 大きな賞を貰った形跡はないが、いい映画だよ
- イタリア版ワーキングプア事情?
- お父さん、しっかりしよう!
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間107分
- 監督イヴァーノ・デ・マッテオ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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9歳の僕の前から、突然母は消えた。30年後、母の死の真相と向き合う時、封印された記憶が蘇る。
1969年、トリノ。9歳の少年マッシモの日常は、最愛の母の突然の死によって終わりを告げた。「心臓発作だった」と語る大人たち。しかし彼はその死を受け入れられず、心に深い傷を負ったまま成長する。30年後、ジャーナリストとなったマッシモは、父の死をきっかけに実家を訪れ、封印していた過去と対峙せざるを得なくなる。優しかった母の笑顔の裏に隠された秘密とは何だったのか。ある医師との出会いを経て、彼がたどり着く衝撃の真実と「甘き人生」の意味とは。
ネット上の声
- イタリア人ジャーナリストの自伝小説をマルコ・ベロッキオ監督が映画化した作品
- さほど面白くないが抜群のエピソードもある
- “巨匠” の技の冴えは確かに存在する。
- イタリアの名匠マルコ・ベロッキオ監督
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間130分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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1997年にイタリア中部を襲った大地震を背景に、実際に崩壊した町を舞台に撮影した作品。「かぼちゃ大王」のフランチェスカ・アルキブジ監督が、被災地のウンブリア地方の町に赴き、被災した子供たちの文集や体験、現地の人々の話を基に脚本を書き上げた。
ネット上の声
- 人は皆、変わっていく
- 明日へ向かって!
- タヴィアーニ監督がここに! フランチェスカ・アルキブージ「明日、陽はふたたび」
- 1997年9月26日にイタリア中部ウンブリア地方で実際に起こった大地震を題材にし
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督フランチェスカ・アルキブージ
- 主演マルコ・バリアーニ
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3年間、雨が降らないローマ。水という生命線が絶たれた時、人々の本性と欲望が剥き出しになる。
近未来のローマ。この街は、3年間も雨が降らず、深刻な水不足に陥っていた。テヴェレ川は干上がり、街には不気味な虫が蔓延。富裕層から貧困層まで、あらゆる人々の生活が崩壊の危機に瀕する。水を得るために嘘をつき、他人を出し抜こうとする者たち。絶望的な状況下で交錯する人々の運命は、やがて予測不能な結末へと収束していく。これは、極限状態に置かれた現代社会と、そこに生きる人間の脆さと強さを鋭く描き出した、衝撃の群像劇。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イタリア
- 時間124分
- 監督パオロ・ヴィルズィ
- 主演シルヴィオ・オルランド
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「イタリア映画祭2021」(2021年5月13日~6月13日=オンライン配信/6月5、6日=大阪・ABCホール)上映作品。
ネット上の声
- 2番目の子どもが生まれて子育てと仕事で忙しく、自分の時間も持てなくなりイライラす
- 波乱万丈夫婦関係~!ふたりは同じくらい余裕ないが責任感も愛情もどうにか釣り合って
- 子育て一般に纏わる夫婦の苦労をネタにしたコメディだが、今一つ笑いのツボが合わなか
- 一人娘と平穏に暮らしていた共働きの夫婦が、二人目の子供が生まれたことで様々な問題
コメディ
- 製作年2020年
- 製作国イタリア
- 時間97分
- 監督ジュゼッペ・ボニート
- 主演パオラ・コルテッレージ
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ネット上の声
- ワイスピのパクりの方がまだよかった
- 映画としては良くもなく悪くもなく、だった印象です
- 個人経営自動車整備工場の現代事情
- 【イヴァーノ・デ・マッテオ】
アクション
- 製作年2002年
- 製作国イタリア
- 時間111分
- 監督ダニエレ・ヴィカリ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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凶悪犯を護送中の特殊警察の装甲車を、彼を脱獄させようとする一味が攻撃、装甲車が逃げ込んだ倉庫には、備品を盗もうとするシロウト窃盗グループが侵入中だった。特殊警察と窃盗グループは協力して敵と戦う。
「クリムゾン・リバー」の女性氷河研究者役、ナディア・ファレスが特殊警察の中尉を演じるフランス製アクション。「TAXi」シリーズのサミー・ナセリ、「ピアニスト」のブノワ・マジメルが窃盗グループのメンバー役で共演。
ネット上の声
- エンタメに振り切ってる90-00年代初頭のフランス映画めっちゃ好きなんだよな
- サンティノたち5人は物流倉庫へ忍び込み荷物窃盗の計画を実行していた
- 鰻重さんのレビューを見て鑑賞しました☺️✨
- 飛び交う12000発の弾丸が主役の仏映画
アクション
- 製作年2002年
- 製作国フランス
- 時間108分
- 監督フローラン・エミリオ・シリ
- 主演ナディア・ファレス
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ネット上の声
- え、これってコメディーに入る映画かな?終始あまり会話がないのは良かったけど、ただ
- オムニバス形式で描くイタリアお得意の艶笑劇で、決して上等ではないが、それぞれクス
- 面白かったのは冒頭の夫婦の嫁が旦那のスマホの指紋認証を解除してオープニングが流れ
- 同名のフランス映画が原作で、Netflixのためにリメイクされた短編シナリオって
コメディ
- 製作年2020年
- 製作国イタリア
- 時間88分
- 監督ステファノ・モルディーニ
- 主演ヴァレリオ・マスタンドレア
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「イン・ディス・ワールド」のマイケル・ウィンターボトム監督が、イタリアで実際に起きたイギリス人留学生殺人事件を題材に描いた社会派ドラマ。容疑者が若く美しい女性だったことから事件の本質とは異なる部分で国際的に注目を集めた同事件の闇を、ひとりの映画監督の視点から重層的にあぶり出していく。2011年、イタリア・トスカーナ州シエナの街で、4年前に世間を騒がせたイギリス人留学生殺人事件の控訴審が始まろうとしていた。事件を映画化するため現地を訪れた気鋭監督トーマスは、大衆向けにスキャンダラスな報道を繰り返すメディアの実態を目の当たりにし、被害者とその遺族に寄り添った映画をつくろうと決心する。主人公の映画監督トーマス役を「ラッシュ プライドと友情」のダニエル・ブリュール、取材に協力するジャーナリスト役を「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセール、トーマスの窮地を救う女子大生役を世界的トップモデルのカーラ・デルビーニュがそれぞれ演じた。
ネット上の声
- 実際の事件で感じた監督自身の気持ち
- カーラ・デルヴィーニュに尽きるぜ!
- ちゃんと勉強もしていたのかなあ?
- プライベートシネマですよね?
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国イギリス,イタリア,スペイン
- 時間101分
- 監督マイケル・ウィンターボトム
- 主演ダニエル・ブリュール