末期癌の歴史学者と彼を囲む家族や友人たち。人生の終焉を前に、愛と知性とユーモアで紡がれる最後の対話。
舞台は現代カナダ、モントリオールの病院。主人公は末期癌に侵された大学教授レミ。皮肉屋で女好き、しかし知性と魅力にあふれる人物。彼の病を知り、ロンドンで成功していた疎遠な息子セバスチャンが帰国。これが物語の始まり。セバスチャンは父の最期を安らかにするため、官僚的な医療制度の壁を金で乗り越え、父のかつての教え子や愛人たちを次々と病室に集める。世代も価値観も異なる人々が交わす、辛辣でユーモアに満ちた会話。それは、一つの時代の終わりと、家族の和解への道のり。レミが下す最後の決断とは。
ネット上の声
- 『すべてうまくいきますように』のレビューの際に"安楽死"関連作ということでお勧め
- 人生最期のときは、こんな風であれたらイイ
- 人生の終焉と親子の絆に感動した作品
- 「死」を想い、初めて「生」が輝く
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国カナダ,フランス
- 時間99分
- 監督ドゥニ・アルカン
- 主演レミー・ジラール