夢と現実が交錯する旅芸人の一座。華やかな舞台の裏で繰り広げられる、哀愁に満ちた人間ドラマ。
舞台は戦後間もないイタリアの地方都市。場末の劇場を渡り歩く、うだつの上がらない旅芸人一座。座長のケッコは、一座に加わった若く美しいリリアーナの才能と魅力に心奪われる。彼女をスターにすることを夢見るケッコと、都会での成功を渇望するリリアーナ。二人の野心は、一座の結束を乱し、ケッコの長年の恋人との関係にも亀裂を生んでいく。華やかな脚光を浴びる日は訪れるのか。夢を追う人々の悲哀と滑稽さを描き出す、珠玉の一篇。
ネット上の声
- フェリーニの映画の旅の始まり始まり~
- フェリーニの長編デビュー作
- 『カビリアの夜』でも思ったけど、フェリーニ作品の美しさは、集団が道をとぼとぼ歩い
- 男を踏み台にする性悪女とその女に惚れて婚約者を捨て、捨てたあとにも金をせびりに行
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国イタリア
- 時間96分
- 監督アルベルト・ラトゥアーダ
- 主演ペッピノ・デ・フィリッポ